認められる人
宇宙飛行士の野口聡一さんのお話を聞いて、何かに選ばれる人は人から認められる人であると感じた。
なぜなら、野口さんのコメンテーターとしてのコメントが私をそう思わせたからだ。
ニュース番組出演の最後に若者へ一言求められた際、野口さんは以下の通り仰っていた。
”まずはこの写真を見てください。これは私が宇宙から撮った地球の写真です。窓を開けたとき、この景色が皆さんの目の前に広がる未来はそう遠くないです。
この写真の地球は青く綺麗です。
窓を開けた先の景色をこの写真のように守り続けるのは私を含めた現世代の責任だと思っています。”
以下の3つの要素が私が野口さんが宇宙飛行士であることに納得した理由だ。
1.一言ではなく写真を持ってくる切り口
2.窓の外という宇宙の日常への引き寄せ方
3.自分の役割について述べる責任感
この納得感こそが、野口さんが日本に14人しかいない宇宙飛行士の一人に選ばれた必然性だと思った。
私も野口さんのような態度と存在感で周りに認められる人になりたい。
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今回、前回の投稿『ひと言で伝えろ』で学んだPRD(結論(point)、理由(reason)、詳細(detail)法を用い、加えてD(詳細(detail))の中にスリーポイント法を用いてみた。
意識する前(読書も終盤に差し掛かっていた中だが)の文章は以下のもの。差を見ていただく(備忘兼ねて)ためにも掲載したいと思う。
やはり意識的な鍛錬が必要だと思う。
ただ元の文章にもある通り、今回の導入はそもそも同い年の米田さんの話があったからこそで、米田さんの話を組み立ての中で組み込めなかったことが悔やまれる(これ以上混ぜると学んだことを生かす基礎として成り立たない、迷走するなと思った)。
また私が宇宙飛行士になる可能性について述べるのが話のクライマックスなのだが(そうだったのか)、それも組み込めなかった。
ブログは思うままに書くことを自分にも許しているので(読んでくださっている方も許してくれている方だと思っている)、ほどほどにして他の場面でより活用できたらと思う。
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先日のニュースで宇宙飛行士候補として諏訪理さんと米田あやさんが選出されたと見た。
米田さんは同い年、かつ中高は兵庫県にいらっしゃったということで、どこかで会っているんじゃないかと勝手に思っている。
正式に宇宙飛行士になれるのには2年程度かかり、実際に宇宙に行けるのは10年程度かかるということだった。10年先と言われたらもう40歳手前。。
いくら宇宙飛行士になりたいといっても、この不確定な未来に私はこの人生で一番大事な10年を費やせるのかと思うと、私はできないなと思う。
誰も私に宇宙飛行士になることを期待していないと思うが、同学年にこんな気概、勇気、意思、様々なものを持った勇士がいることに感銘を受けていて、応援している。私たちの希望だと思う。
そんなこんなで関心を持っていたのだが、宇宙飛行士の野口聡一さんがニュースのコメンテーターとしてテレビに出ているのを見た。
宇宙飛行士のニュース関連でコメントを求められ応対していたのだが、最後に野口さんから将来宇宙関係の仕事を志す若者に一言お願いしますとキャスターに言われた後のコメントに私自身目を見張った。
”まずはこの写真を見てください。これは私が宇宙から撮った地球の写真です。窓を開けたとき、この景色が皆さんの目の前に広がる未来はそう遠くないです。
この写真の地球は青く綺麗です。
窓を開けた先の景色をこの写真のように守り続けるのは私を含めた現世代の責任だと思っています。”
というような話をしていた。
・一言と言われれて一言ではなく写真を持ってくる斬新さ、導入の入りやすさ
・窓を開けるという視聴者の日常に落とし込んで近い存在として認識してもらうアプローチの仕方
・若者へのエールだけでなく、自分の役割についても述べる責任感
これら全て踏まえて、これこそが日本に14人しかいない宇宙飛行士の一人なのかと納得した。
何かに選ばれる人というのは、人から納得感をもって応援してもらえる、認めてもらえる人であることを改めて感じた。
もちろん人のために自分の人生を生きているわけではない。
でも、人がなりたいこと、やりたいことを自分ができているのであれば、それなりの態度と存在感で周りを納得させることが、自分のためにも周りのためにも必要なのだと思っている。
私は宇宙飛行士になるかは分からないが(まだ可能性が残っていたのか)、何者になったときにでも、そしてこの今も、認められる人でありたいなと思った。
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エリー
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