幸せの見つけ方
外資金融企業、外資コンサルティング会社を経てオーネットで働く西口淳さんの「普通のダンナがなぜ見つからない?」を読んだ。
最近身近な人が結婚したのだが、人生でとても大事な決断をどういった思考プロセスで進めるべきなのか、どういう戦略やロジックを組むのがが大切かをコンサルから学ぼうと思い、読んだ。
ダンナの見つけ方だけでなく、対人関係、さらには生きることや幸せの見出し方について学ぶことができた。
まずはファクトファインデングから。
・普通の人でいいと言う人は、諸々の普通を兼ね備える人が0.8%しかいないことを知らない。
・価値観が近い人というのは、高身長、高収入、高学歴の3高よりも難しい。似たような経済環境、教育環境、職場環境、考え方のバックグラウンド、諸々が同じでないといけない
・男性にとって結婚は一つのイベントだが、女性にとっては人生の大きな転換点。いくらキャリアウーマンであろうと、女性の方が出産や育児で稼ぎが無くなるリスクははるかに高い。だからこそ相手に多くの条件を求めるのは自然なこと。
コンサルの肝である戦略について。
相手の良いところに目を向ける惚れ力が大切。
結婚に勢いとタイミングは重要。でもチャンスをもたらす行動力と、タイミングを逃さない決断力はもっと重要。自分が自然体でいられる人には自然にしていては絶対に出会わない。運命は自分で作るもの。
さすがコンサル。理論武装しつつ、心にも響く言葉を並べて共感の嵐だなぁ。
一番心に残ったこと。
「自分を幸福にしてくれる条件を相手に求めていては、相手が満たしていた条件が変わった瞬間に全てが崩れる。相手を、家族を、幸せにしてあげることに幸福を見出せないだろうか。自分の存在意義をそこに見つけたとき、世界の見え方や相手の見え方が変わりやしないだろうか。」
誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分で幸せになること。そして、誰かを幸せにすることが自分の幸せになること。そうすれば1人では味わえない幸せを見出すことができる。幸せの形って一番そうあるべきなんだなと思った。
戦略と言いながら割と感情論の話をメインに引用してしまったが、要は完璧な人はいないし、自分の市場価値をそれなりに認識して100点を求めないこと(100点というのは待てど待てど訪れない、100点にすること、150点にするのは他人ではなく自分自身だから)、自分で行動を起こし決断をすること、誰かに幸せにしてもらうのではなく、誰かのために行うこと、誰かといることを自分を幸せにするマインドを持つことが大切なんだなと感じた。
エリー
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