オリンピック
先日東京オリンピックが閉会したのでオリンピックを通して感じたことを残したいと思う。インタビュー、プレー、解説、全体の総括の構成にした。
結果としてほとんどの競技が無観客開催になったが、元々は開会式他数種目の観覧に申し込んでいた。再抽選にも申し込んだが全てチケットは取れなかった。
聖火リレーは見に行って、開会式もテレビで見た。普段朝のニュース以外テレビを見ないがオリンピック期間中は毎日テレビ中継を見た。
アスリートがアスリート人生をかけて戦う姿に毎日感動した。競技後の選手のインタビューにも心打たれた。競技を終えて気持ちの整理をする前のインタビューは、する側も受ける側も辛いものがあると思うが、アスリートの受け答えや発言にプロを感じた。
特に心に残った3名のインタビューを紹介したいと思う。
ソフトボール 上野由岐子選手
「強い弱いは執念の差」
ソフトボールのオリンピックは13年ぶりの開催になり、追われる立場で過ごした年月だった。連覇は簡単なものではなかったが、最後は執念で勝ったという言葉が感慨深かった。
北京で金メダルを取ってから、上野選手は目標を持てなくて、最後は監督のために、ソフトボールに恩返しするつもりで競技を続けたと言っていた。
体操 橋本大輝選手「チャンピョンは涙を出さずに前を見ている」
この人は競技を終えた直後に次、その先を見ている人だった。追われる立場になるこれからの4年間はもっと苦しいものになると思うが、それをはねのける強さを持っている人なのだと思う。
柔道 大野将平選手(受け答えが素晴らしすぎるので文調で残したい)。
「この一日で報われたとは思っていませんし、まだ私の柔道人生は続いていくので、今後もやはり自分を倒す稽古を継続してやっていきたい」
「五輪という場で理想を体現することの難しさを感じましたし、私自身まだまだだな、と思いました」
「(オリンピックの開催に)賛否両論あることは理解しています。ですが、我々アスリートの姿を見て、何か心が動く瞬間があれば、本当に光栄に思います。」
「子供のころ、好きで始めた柔道がリオ以降は嫌いになって、何のために稽古をやっているのだろうと自問自答する日々でした。この大会も“自分は何者なのか”ということを確かめるため、証明するために戦うことができました」
柔道道を極めていて、人間として完成しているというか、色んなものを届けてくれる人だなと思った。謙虚さが前面に出ていて、自分はまだまだだと話す姿が印象深かった。常に自分と向き合って闘ってるんだなと思った。
インタビューの次はプレーについて。
選手の競技への集中力にも圧倒された。
伊藤美誠選手の卓球女子シングルス3位決定戦。相手が点を取って叫んでいても動じない。自分がミスしても劣勢でも動じず気持ちとプレーをコントロールしている。自分を客観的に見てやるべき事をやるだけ。あれだけカメラが沢山あったら動揺するなぁと思うけれど、全く動じなかった。
卓球の水谷選手は、メガネをかけてるんだと思って調べたら、レーシックの後遺症で光が強く見えすぎることが理由でメガネかけていたらしい。オリンピック後の引退理由も目の見え方が理由のよう。
同じレーシックをした身としてはとても苦しかった。夜の道路等は、確かに私も見え方に違和感は残るもんなぁと思った。私は日常生活には不都合は無く、むしろレーシックをして生活は良くなったが、プロ、特に屋内競技選手は少しの違いにも敏感なのはその通りだなと思った。
男子400mリレーのバトンが繋がらず途中棄権したのは日本中がショックだったと思う。オリンピックが最多のメダル数に終わっても、その中にこういう無念な想いをした人がいることも覚えていたい。
解説について。
卓球の藤井寛子さんの解説が良すぎた。否定せず強すぎず素人にもわかりやすく解説してる。落ち着いていて、なおかつ熱くて最高だった。
スケートボードの瀬尻さんの解説は、「ビタビタはめててゴン攻めしてた」という感じの表現の解説で話題になっていた。言葉の具体的意味は分からなくても何となく言わんとしていることが分かるのが面白いし魅力的だなと思った。
全体を振り返ると、良く考えたらもう私の世代(20台後半)はオリンピック選手の中では若手では無くてベテランになっていて、次のオリンピックでは高齢枠になりそうだなと思った。
気づけばメダリストは年下ばかりで、もうアスリートとしてのピークを過ぎたのかなぁとも割と思った(そもそもアスリートでは無いのではという前提は置いておく)。
ボクシングや柔道、レスリングなどは取っ組み合いの競技なので私みたいな弱気な接触が嫌いな人にはできないなと思った。
あとは、無観客と言いながら割と観客(関係者)がいるなと思って見ていた。関係者の定義が広かったのかもしれない。
番外編としては、サッカーの吉田麻也選手ってとても良い名前だなと思った。解説の人も他の選手の名前は苗字で呼ぶのに、吉田選手だけは吉田麻也!!と連呼していてフルネームがブランドになっているんだなと思った。
色々書いたが、メダル獲得の有無に関わらず、国の代表としてプレーをしている、存在しているって単純にすごいなぁと思った。感動や勇気を届けてくれたアスリートに感謝したい。
終わりに、オリンピックとは直接的な関係はないが、最近心に残った人の言葉を書いて終わりたい。
AKB48の柏木由紀さん
「そのままの自分で、周りの人を元気にできる存在がアイドルだと思う」
Momomi さん(トレーニング動画などを投稿するYouTuber)
「30%で継続できることをすることが大切」
エリー
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