継続するということ
最近書類を整理していたら、高校時代の大学受験合格体験記が出てきた。よく塾とかではこういうのがあるけれど、私は塾には通っていなかったので高校の進路資料に掲載されたもの。
掲載されたというよりも、私は合格体験記に私の文章を出したいですと受験前から学年主任にお願いしていたのだ。その頃から下手でも文章を書くことが大好きで、合格体験記には何をどう書こうかなといつも考えていた。
8年半前の文章だけれど、人の100倍努力しないと人並みになれない不器用でまっすぐな私らしい文章だなと思った。ちょっと強がりなところがまた愛くるしい。笑
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この3年間を通して私が感じたことをいくつかお話しします。まず勉強面ですが、私は学校の勉強大事にしていました。私はこの3年間で予習をせずに授業に出たことがありません。また1、2年生の時に週1回行われていた英単語テストでは、1年生の時には2回ほど落ちましたが2年生の時には全回合格しました。週末や長期休暇の課題もしっかりと期限内にこなしました。
私は塾にも行かず通信教育も取っていませんでしたが、すごく要領の悪い私が毎日部活をしながらこれらのことをこなしていくのは本当に大変でした。でも1番しんどいのは今やるべきことができていない自分と向き合うことです。そんな自分のままでは部活にも集中できなくなってしまいます。
やるべきことが多すぎて自分が潰れそうになっている人は、まずやるべきことを全部書き出してください。私もよくそうしていましたそうすれば頭の中が整理されてスッキリしますよ。
私がこの3年間でやっていて1番良かったと思う事は部活です。部活は勉強時間はものではありません。自分を勉強に向かわせるものです。疲れて寝てしまうことがよくありましたが、その中で一生懸命勉強してきた事は引退後の受験勉強で大きな自信になりました。また試合に合わせて調整をする事は受験でも役立ちました。そのおかげで難化したセンター試験では自己ベスト30点更新し二次試験も緊張せずに臨むことができました。
私が1番伝えたい事は継続することの大切さです。勉強だけではありません。私は部活を引退してから必ず週2回走っていました。毎朝縄跳びをし新聞に目を通し毎日社説の要約やストレッチもしていました。皆さんも何か1つでも継続すること作ってください。それはきっと後で大きな力になります。
最後になりましたが私は多くの人の支えがあって受験を乗り越えることができました。休みの日も朝7時ごろ学校に来て図書室を開放してくださった先生方、一緒に図書室で勉強を頑張った友達、一番の理解者である母、いつも応援してくれた父や姉、学校で会うたびに笑顔で挨拶をしてくれた部活の後輩たち、その他にも私に関わってくれた全ての人に感謝しています。
合格して学校に報告に行った時に担任の先生が涙を流して喜んでくれた時は本当に嬉しかったです。去年の合格体験記に部活の先輩が3年生が1番楽しかったと書いていて、3年生になったばかりの私はそんなはずないと思っていましたが、今なら私もこう言えます。3年生が1番楽しかった!!
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受験の時って、合格祈願みたいな形でお参りする人も多いと思う。私は母に連れられて近所の学問の神様が宿るという神社にお参りに行ったが、神にすがらなくても私は私の実力で合格すると偉そうに言っていたことを今でも覚えている(と言いつつお参りはした笑)。
隣の人も全国の会ったこともない人も学年が上の人も皆んながライバル。休憩でテレビを見ていてもこの1秒で遅れを取ってしまうと自己嫌悪に陥って焦って悲しんで。己が取る点数で評価される世界。
隣の人がその場ですぐに覚えられることも私は全然覚えられなくて、勉強で点数を取って競うことは私には全く向いてないなと毎日思っていた。でも、向いていないことに全力を注いで結果を出すことは今後の人生にも生きると思ってやっていた。
「1番しんどいのは今やるべきことができていない自分と向き合うこと。」
「部活は自分を勉強に向かわせるものだ。」
強い意志をもって取り組んでいたんだなと振り返って感動した。
エリー
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