パラリンピック
先日オリンピックについて書いたが、パラリンピックについても書きたいと思う。
パラリンピックは主にNHKでしか放送していなくて、NHKの朝のニュースでも毎日放送していた。その中でご紹介したい選手はこの2人。
自転車選手の杉浦佳子さんは50歳で最年長の金メダルを取った。
杉浦さんはパラリンピックが一年延びた時、年齢を気にしていた。ちょうど2021年は50歳で迎えるパラリンピックとなった。コーチから、20歳と50歳は違うが、49歳と50歳の一歳なんて誤差だと言われて目が覚めたそう。金メダルを取った後は、最年少は更新できなくても最年長はまた更新できる。と言っていたのがとても印象深かった。
背泳ぎで銀メダルを取った山田美幸選手。
「無欲は怠惰の基である」が座右の銘だそう。
やる気が出ないなという日はよくある。毎日といってもいいぐらい。そういう時には自分の目標を思い出して今自分が何をすべきかを考える。と言っていた。
パラリンピックをいわゆる健常者である私が見る時にはどんな気持ちで見ればいいんだろうと思うことがあった。
彼らは、かっこいいなと思ってもらえると嬉しいと言っていた。困っていた時には気軽に声をかけてほしいと言っていた。
障害に向き合って、乗り越えて、スポーツの舞台で輝く全選手が素晴らしいと思った。
パラ競技に取り組める環境は世界でも多くない。パラリンピックがきっかけとなって競技環境が整うと良いなと言っている外国人選手もいた。
だから今回、オリンピックだけでなくてパラリンピックの話もここで同じように話したいなと思って取り上げることにした。
櫻井翔さんの閉会式の解説も、純粋に楽しんでいる綺麗な心が現れていて(ただ楽しんでいるのでは無くてその裏に色んなことを考えて表現し発言しているプロであることは周知として)、素晴らしいなと思った。
NHKエースアナウンサーの和久田さん、流石だなと思った。
最近読んだ本を2つ紹介する。
読んだ本①
荻原浩さんの「海の見える理髪店」を読んだ。
短編小説が何個か入った話。
「海の見える理髪店」
美容師の店主とそこを訪れた客の話。
「仕事というのは、つまるところ、人の気持ちを考えることではないか」という美容師の言葉が印象に残った。小説の主旨とは深く関係しないが、特別な能力やスキルが無くても、目の前の人の気持ちを考えて仕事をしたいなと改めて思った。
「成人式」
娘を亡くした両親が娘の成人式に出る話。1番泣けるとレビューを見ていたが泣いた。電車で読んでいて1人号泣していた。両親の娘を思う気持ち、娘に恥ずかしい思いはさせられない、娘の死を乗り越える強さを持っていく姿に感動した。
読んだ本②
阪井裕一郎さんの「事実婚と夫婦別姓の社会学」を読んだ。
夫婦別姓の判決を見て興味を持った。
夫婦別姓と男女平等は違う話であり、夫婦別姓は個人の自由の選択であり、男女の違いは関係無いということを改めて知った。
事実婚とは、法律婚の結婚と差異化すること(戸籍や家、嫁としての役割からの解放)と、法律婚の結婚と同一化する(同棲や内縁の妻との差別化)二つの事象の統合型であることが分かった。
本書は選択的夫婦別姓を認めていきましょう!と語っているわけでもなく、選択的夫婦別姓や同性婚等が認められることによる制度の崩壊にも触れており、結論をどこに置きたいのかは定まっておらず、読者に考えを委ねたり、まだ検討中なのかとも思った。
法律婚や事実婚は一つの例で、何となくみんながそうしてる、それが望ましいという社会観念の中で生きているからそうするのではなくて、一つ一つにしっかりと意味を見出して自分なりに理解し、自分が納得をした上で、自分の意思で物事を決めて進めたいと思った。
エリー
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