FUJIYAMA

先日、富士急ハイランドに行った。

私は絶叫系の乗り物が苦手だ。浮遊感に耐えられない。スピードが出て風に切られる乗り物は気持ち良いが、絶叫系は苦手なのだ。
苦手なのは、食わず嫌い的に心が逃げているからではなくて、割と無理して乗ってきた経験を踏まえて言っている。

少し前に大阪のひらかたパークのフリーフォール(垂直落下)の乗り物に勧められて乗った時は、22歳だったが、終わった後に泣いてしまった(家族と行っていたのでこの年齢でよしよししてもらった笑)。
それぐらい苦手なのだ。

会社の組合のツアーに参加した。
観光地や温泉旅館への宿泊、食事込みのツアーが格安で、ツアー内容全体として魅力を感じたので富士急ツアーに参加した。
一緒に参加した同期は絶叫系が好きなので、富士急目的で参加していたと思う。

必然的に富士急では絶叫系に乗ることになるのだが、同期は強制せず、無理して乗る必要は無いし、休んでていいよと言ってくれた。

でも、せっかくだし今日みんなが乗る気分なのに私だけ乗らなかったら多分一生乗らないだろうなと思い、富士急のメインの絶叫系4つの中で一番王道ジェットコースターのFUJIYAMAに乗ることにした。

出だしの最初の落下が怖い。列に並んでいたら徐々に順番が近づいてくる。
あれよあれよと次は自分たちの番。
前より後ろがいいな〜と思っていたら私たちは二列目と三列目。三列目に行かせてもらった、3人でいたので1人と2人になるが、隣に同期に座ってもらった。

乗ってしまったら途中でやめられない。
想像以上に高いところまで行って恐怖におののいたが、乗ってしまったらあとは乗り切るしか道はない。

その時間を迎え、無事に乗り終えた。
フリーフォールよりはまだいけた。とても怖かったが、そこに涙はなかった。

終わった後、絶叫系苦手だけどFUJIYAMAに乗れた!と言っていたら、FUJIYAMA に乗れるってのは絶叫系苦手って言わないよと同期に言われた。

その時思ったのは、ジェットコースターに乗ると決めて乗ってしまったら逃げ道は無く、乗り切るしかないし、乗ってしまうと、乗り切る、乗り終えるという結果は見えているということ。

つまり、自分にその環境を与えたら、それ相応の結果が必ずついてくる。決めてしまえば到達点は分かっている。

不安であってもやり切るしかない。できるかできないかではなく、やると決めたら絶対にできる。FUJIYAMAは私にそのことを教えてくれた。

ゆうこすが、スキンケアブランドのイベントで、東京で高額な会場を借りたと言っていた。人が集まらなかったら赤字。
不安で手が震えている言っていたが、それと同時に、"不安でどうしようもなくなれるなんて超最高、無理矢理でもまず行動して決めちゃえば、あとは不安になるだけ!頑張るだけ!"と言っていた。

できるかどうか分からなくてもスタートしてしまえばいい。


ゆうこすはスキンケアブランドについて、"不安しかなかったけど、完璧な状態でのスタートではなかったけど、でも、とにかく手を動かして、失敗して泣いて、たくさん経験する事がほんとうに大切だった"と言っていた。

FUJIYAMAも乗ってスタートしてしまったら、あとは不安になって頑張るだけだった。
不安なことがあっても"超最高"だと思いたい。
仕事で大変なことがあっても、辛いことがあっても、こんな感情になれるなんて超最高だよ。


エリー

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