AKBは人気が無くなったのか?
よく、最近のAKBに対してこんな声を耳にする。
「テレビに出ていてもメンバーの名前も知らないし、恋するフォーチュンクッキーや、ヘビーローテーション等、昔のヒット曲ばかり歌っている、もうダメなんじゃない?」
AKBは人気が無くなったのか?アイドル好きの私が考察したいと思う。アイドル好きというベースがある個人の一意見として捉えて頂きたい。
私自身の答えの結論から言うと、「人気は無くなってない」が答え。そもそも売上という観点からは人気は落ちていない。
昔のヒット曲ばかり歌うといったことを言ったが、実は、AKBの売り上げ上位の曲は、皆さんがよく知っているレジェンド前田敦子が卒業して以降、かつ神セブン(人気上位7名)もいないような状況のものも多いのだ。
AKB48歴代シングル売上ランキング(ORICON情報)
1位 さよならクロール 2013/5/22発売
大島優子、渡辺麻友、板野友美、島崎遥香4人センター
売上No. 1が、早速絶対エース前田敦子卒業後の曲なのだ。ヘビーローテーションと同じくピンクの夏曲だが、個人的にはヘビーローテーションよりもこっちの方が好き。
2位 真夏のsounds good! 2012/5/23 発売
前田敦子センター
前田敦子最終シングルだったと思う。
エブカツ(Everydayカチューシャ)やポニシュ(ポニーテールとシュシュ)と似た感じの曲。
3位 teacher teacher 2018/5/30発売
一昨年の曲。神セブン全員卒業済。次世代エース、チーム8 東京都代表ゆいゆい(小栗有以ちゃん)がセンター。最近のテレビでよくセンターをしてるのはこの子。個人的にこの子すごく可愛くて好き。大人セクシーな曲。
4位 ラブラドール・レトリバー 2014/5/21発売
まゆゆ(渡辺麻友)センターの曲。この時になると前田敦子のみならず、大島優子はいないし、板野友美、篠田麻里子もいない。犬っぽいダンスも混じってて可愛い。
5位 僕たちは戦わない 2015/5/20発売
ぱるる(島崎遥香)センターの曲で、神セブンで残っているのは4位の曲と同様、まゆゆ、たかみな、こじはるのみ。
省エネダンスと言われたぱるるがすごくダンス頑張ってるナンバーなので、ぜひMV見てください!
ちなみに、最新シングル57枚目は「失礼ありがとう」(2020/3/18発売)は、発売初週で116万7000枚を売り上げており、シングルがミリオンセールスを記録するのは38作連続。ゆいゆいと並ぶ次世代エース、16期生のずっきーこと、山内瑞葵ちゃんがセンターを務めている。この前のシングル「サステナブル」で次世代エース最有力の矢作萌夏ちゃんがセンターを務めだが、直後に卒業してしまって、次世代エースの立て直しを図っている大事な曲。
思い入れが強くなって長くなったが、つまり、人気は落ちていないということを証明したかった。ランキングに入った曲が若干古いのは、ここ2年総選挙が行われていなかったことが大きい。行われていた場合は、それらに関係するシングルが上に挙げた上位5位の中に食い込んでいたことは確かだと思う。
ただ、少なからず世間からの知名度が落ちたのは事実で、私もそれはそう思うので、その理由3つを私なりに分析した。
①人気絶頂を保つのは単純に難しい
まず、一個人であろうが、グループであろうが、最高潮の人気状態を何年も維持するって、とても難しい。多分、前田敦子が今もメンバーでいたとしても、ピーク時の人気は保てないと思う。彼女自身も、自分が総選挙に出ていても、指原莉乃には絶対に負けていたと思うと言っていた。
仮に、永遠に20歳レベルの体力を保ってくださいと言われて、それをしようとしたら、年齢を重ねれば重ねるほど波ならぬ努力を続けなければ難しい。努力だけではカバーできない時世の変化もある。
人気を保つというのは、AKBの絶頂期を作り上げるよりも難しいレベルだと思う。
各メンバーの知名度が落ちるのは少なからず必然な部分もあるような気がする。もちろん私みたいなコアなファンは今のメンバーも分かる。後で少し述べるが、知ろうと思うか思わないかのファンの姿勢の話だとも思う。
②1期生のパイオニアの立場が圧倒的に強い
AKBだけではなく、乃木坂にも言えるが、一般の人は大体1期生しか知らないと思う。AKBも乃木坂も他のグループも、全体で見ると状況は同じで、1期生の先輩がいるチームに入って前列に行くのは、知名度を上げるのは、オープニングメンバーの1期生として誰もいないところに入るよりも遥かに難しい。
人気のある乃木坂の次のオーディションに受かるよりも、新しくできる姉妹グループの1期生になる方が、自分自身が前に行ける可能性は確実に高い。
その意味では、欅坂の2期生として入ったひらがなけやきメンバーが、グループを改変して日向坂46の1期生になれたのは、とてもとてもラッキーだと思う。
③メンバーのモチベーションが様々
今のメンバーも皆やる気はある。頑張っている。という事実を前提に置き、メンバーがAKBに入る理由が昔とは変わってきている気がする。
初期のメンバーは、将来に何の保証もない無名のAKBとして加入し、開拓者精神というか、自分たちが売れなければ終わりという危機感は少なからずあったと思う。彼女達にとってAKBはゴールではなくて、夢への踏み台だった。
今は、有名なAKBのメンバーになりたくて入ったメンバーが多いと思う。
モチベーションが低いとかではなく、モチベーションの違いがもしかしたら何かに関係するのかとも思う。
ただ、今の総監督の向井地美音ちゃんとか、NMB48キャプテンの小島花梨ちゃんは、AKBやNMBの大ファンでメンバーになった。AKB、NMBを愛していることが、一番チームのためにもなると思っていて、答えになっていないが、必ずしもメンバーのAKBが好きだという動機が悪い方に動くことは無いと思っている。
3つ理由を挙げたが、第二次横山由依総監督のAKB(今は第三次)の代表格だったぱるる(島崎遥香さん)は、総選挙で、「私たち世代に力を貸してください」と言った。
主力メンバーが抜けたチームでは、抜けた人の穴を埋めるのではなく、残ったメンバーがより輝けるようにするべきだと思う。継承だけでは現状維持はできない。現状維持は降下を意味する。
彼女達も日々変わらなければいけないし、何よりAKBを見ている私たちも日々変化していて、私たちが彼女達を見る目が変わったのでは無いかと思う。
私は気づけばAKBメンバーで私より年上のメンバーは、数えるぐらいしかいなくなって、アイドル好き女性としては高齢になってしまった。そのため、ここ数年、同世代のゆうこすの追っかけに転身した。
アイドルは今も好きだけれど、昔ほどの熱や知識量が無くなったのは事実。1つ目の理由にも書いたが、メンバーを知らないのではなく、知ろうとしていないのではない私達の問題だと思う。
それを彼女達の人気が落ちたと勘違いしている人もいるのでは無いかな?とも思う。
AKBAKB言っているが、私はAKBよりも大阪難波のNMBの大ファンなので、最後はNMB48の話をしたい。NMB48のみならずAKBのレジェンドともなった、さや姉こと、山本彩が卒業してから、NMB48は成長している。次期エースの3期生太田夢莉ちゃんが卒業してしまって、その次の世代と言われていた5期生の山本彩加(あやか)ちゃん、梅山恋和(ここな)ちゃんをエースに育てている。
1期生のベテランのアカリン(吉田朱里ちゃん)、みるるん(白間美瑠ちゃん)は安定で、他にもバラエティ番組に多数出演している渋谷凪咲ちゃんや、アパレルブランドをプロデュースしている村瀬紗英ちゃん等、心強いメンバーが沢山いる。
誰も山本彩の穴を埋めようとはせず、穴を埋めるのではなく、個々が自分たちの力を、個性を最大限に発揮している。山本彩は、自身が卒業する時、私がこのままいてはNMB48は成長できない、私がいなくなることがNMB48の起爆剤になると言っていたが、まさにその通りだと思う。
最新曲「だってだってだって」、8/19発売ですが、各種音楽サイトから聴けるので、ぜひ聴いてみてください。
これからもAKB48グループを応援していきたい。
エリー
0コメント