オンライン英会話講師から学ぶ、オンライン会議で初対面の人と話すコツ

オンライン就活について記事の執筆依頼があり、オンライン就活未経験の私が何を書けるのかなと考えた結果、自分が書けないトピックは書けるように取材をするという元マスコミ志望魂で書いた。

小学生の頃からずっとずっとマスコミに就職したくて、大学生になっても思ってた。人に取材してる時とか、文章を書いてる時が一番楽しいなと思うから、20代は思い切ってマスコミに行っても良かったのかなと今になってチラッとチラッと思う。でもグローバルもワークライフバランスも全部譲れなかった。現実的にキャリアを積んで転職してってなると、完全に諸々のタイミング逃しそうで難しいよなぁ。総じて、今の道には全く後悔してない。話は逸れたが、では寄稿へ移りますね。最後少しだけ付け加えてみました。


私が就活をした時はコロナ禍の数年前で、インターンも説明会も面接も全て対面式だった。そのため、オンラインの就職活動に特化した話はできない。今回、学生の皆さんに少しでも有用なことをお伝えしたいと思い、オンライン面談のプロであるオンライン英会話の講師に、オンライン会議、面談で初対面の人と話すコツを聞いた。私も毎日仕事でのオンライン会議やオンライン英会話を行なっているので、私が思うコツもあわせてお伝えしたい。

フィリピン人のKing先生に聞いたオンライン会議で初対面の人と話すコツは以下の通り。ちなみに、私とKing先生もこのインタビューがオンラインでの初対面。26分間のレッスンでは、最初の2分で打ち解けて残り24分間話す流れ。

【話し方編】


1.Check the connection

まず初めに相手が自分の声を聞こえるか、自分が見えるかを聞く。話すスピードが速すぎたり、遅すぎることがないか聞く

2.Pleasant /Tone of voice

相手を楽しませるような生き生きとしたトーンを保つ

3.Interaction

一方的に話すのではなく、言葉のやり取りを行う

4.Consistency

相手との共通の話題を話す、同じ目線で話す

【見た目編】


1.Clean impression

清潔感を保つ、無作法をしない

2.Lightning

白い背景を使ったり、照明に気をつける

3.Maintaining the eye contact

アイコンタクトを意識する。カメラのレンズを見ると自分では画面が見えず相手が見えないが、相手が見えなくても意識的にカメラを見る。

以上がKing先生が思ったコツだ。

オンライン英会話講師は、国も違う初対面の人、言語の意思疎通も様々なレベルの人を相手にして、毎日何十人とのレッスンをこなしているので、オンライン面談のプロだと思う。

King先生にこの話を聞く前に、King先生には私の意見を先に述べた。話し方、見た目という区切り方も私の意見ベースでKing先生は答えてくれている。既にKing先生が述べたことと似ている部分もあるが、以下に私がKing先生に伝えた意見を述べたいと思う。

私が思うオンライン会議で初対面の人と話すコツ。
結論を一言で言うと、いかにリアルと同じ状態にするかが大事だと思う。それは、見た目も話す調子もそうだが、何よりも自分自身の気持ちや心をリアルに近づける必要があると思う。

例えば、画面にはスーツの上半身しか映らないとしても、全身をスーツに着替える。
手が映らなくてもいつも通りの時計をする。
自分自身の気持ちを高いレベルに持っていくことが大切だと思う。

面談や会議とは少し外れるが、オンライン飲み会では、参加者と一緒にご飯を食べるわけではないが、自分の気持ちを上げるために私は居酒屋メニューを用意している。

相手のためでは無く、自分のためにリアルと同じ状態にすることが大事だと思う。
それを伝えた上で、気をつけるべきことを以下に記載する。

【話し方編】


1.開始時

開始マイナス5秒からスタートする。
つまり、開始時には笑顔ややる気を作った状態でカメラ、音声をオンにする。カメラの操作しているままの険しい顔からスタートするのは第一印象が勿体ない。開始0秒から出来上がっていなければならない。

2.トーン

声色は高めで行くべき。ちょっと元気すぎるかな?ぐらいがオンラインではちょうど良い。立ち振る舞いや姿勢など、細かなところが見えづらいからこそ、元気すぎるぐらいがちょうど良い。

3.スピード

これでもかというぐらいゆっくり話す。相手側の通信状態も見えないし、相槌も分かりづらく、理解度も見えにくい。一言一言自分でも理解しながら確実に話すことが大切。

4.リアクション

この流れで予想できると思うが、リアクションは大袈裟に。少し頷いたぐらいでは、相手には伝わりにくい。

5.話の構成

1回で相手側がキャッチできる球を投げる。
オンラインでは、会話のキャッチボールがしづらい。だからこそ、質問があればその質問は何なのかを短く的確に表し、回答であれば結論を簡潔に述べ、理由を添える。当たり前のことを徹底することが必要。

【見た目編】


1.照明

オンラインだと、実際よりも暗く写りがち。YouTuberではないが、リングライトがあれば良いと思う。無くても、光がしっかり入る、反射するような場所を選ぶ方が良い。

2.高さ

カメラの高さを目線まで上げ、見下ろすようにならないようにする。それだけで相手側の印象が随分変わる。

3.メイク

ベースメイクは細かいところまでは映らないが、コンシーラーでクマを隠す、血色が悪く見えがちなのでチークとリップは必ずするのが良いと思う。なお、私は最初に述べた通り、気持ちを高く持っていくためにいつも通りのフルメイクをする。

4.背景

背景はシンプルに。バーチャル背景が無ければ、家の中が映ることになる。見る人が背景に気を取られては勿体ないし、話す側としても家の中が見られていると思うと集中できないと思う。

5.目線

King先生と全く同じだが、カメラのレンズを見ること。相手への想像力を持ってレンズを見ると相手にもそれは伝わると思う。

今回はフィリピン人のオンライン英会話講師King先生に聞くオンライン会議で初対面の人と話すコツと、私自身が思うコツをお伝えした。

King先生にはこの寄稿の話をしたら、快く受け入れてもらったし、レッスンの後には優しいメッセージまで頂いた。こういう人の良さというのは、離れていようが、オンラインであろうが伝わるものなんだと感じた。

レッスン後のKing先生からのメッセージ

“I trust the essay that you are making will have positive results. Please remember that I am here to help you make a good essay.:)”


結論の結論を最後に言うと(構成下手 笑)、根性論とは切り離したいが、コツとかどうこうより、最終的には気持ち、向かう姿勢、心意気が1番大事だと思う。こんな偉そうに言っている私は、英会話なんてほとんどできない。ボロボロ。グダグダ。でも、単にペラペラで話せる人に気持ちでは負けない。絶対に意思を伝えて聞くという決意を持っている。

最終的にはコツを掴んでいる、掴んでいない、上手い下手関係無く、人間と人間の関係性で成り立つコミュニケーションだから、多少の能力の優劣はあったとしても、努力する人、強い意思を持っている人、前を向いている人が報われる世界であって欲しいし、それを証明するのは、私であり、あなたであると思っている。

だから、この文章を読んでくれている人は、もうその一歩を踏み出しているし、目指す未来、掴みたい未来はもうその半歩先に見えている。

エリー

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