バイク購入
バイクを買おうと思った。思い立ってから2週間で購入した。これまで実家を出てから8年弱自転車生活、運転免許は7年半前に取得。車はあると便利だがコスト(初期、維持)やリスク(事故、異動)を考えると必要無いと思っていた。今もその考えは変わらないが、バイクは低コストで行動範囲が広がって、コスパは良いのでは無いかと思うようになった。
とは言っても大型二輪の免許を取る気はなくて、将来的には東京なら車無し生活、地方なら車生活になるだろうから、カッコいい大きな良い感じのバイクに乗る気はなかった。追々車を買うことになった場合も足として使えるし、買うなら原付だと思った。
そもそもバイクが本当に必要かを考え、バイクか車どちらが適しているのか、再度ちゃんと検討してみることにした。
相場を見るために中古バイクを見に行ったが、原付市場は狭くて、単価も安いので優良顧客では無いし、購入側の立場も強く無い。
仕事での査定や交渉は苦手だが、日常生活では得意中の得意なので、ゲーム感覚で交渉(購入自体は真剣)してみようと思っていたものの、売り手市場であることは明らかだった。
そもそもバイクを買いに行く足(バイク)がないというあるあるのジョーク状態なので、気軽に毎日のように他の店に行ってソーシング、査定、交渉をするほど時間も足も無かった。
その調査工数自体が原付購入コストを超える人件費だと思った。
悩んでいたので、英会話の4人の先生に、それぞれの意見と各国の交通事情を聞いてみることにした。
ガーナ意見…軽自動車推奨、女性は公共交通機関か車しか乗ってないから。
セルビア意見...車が本当に必要か考えてみて、必要で無いならば、バイクは安くて渋滞回避できて便利なのでバイク推奨。
たくさんのバイクを見て、比較べて、知ってる人に聞いて、価格だけに左右されないこと。セルビアでは車メインの生活だが、若い人がバイク乗ってる。
フィリピン意見...必要か欲しいのかを考える。欲しいのではなくて必要なら買うべき。フィリピンではバイクが生活に必要、車よりバイクがメジャー、渋滞、駐車に便利だから。
殺人がおきるのもヘルメットを被った状態のバイクで、危険ではある。バイクに乗ってる女性はカッコいい。
トルコ意見...トルコは車がメジャーだけど、バイクは乗ってて楽しいし事故だけ気をつけてバイクを買ったらどうか。
そもそもだが、バイクを買おうかと思ってるんだと言う人に、深い事情も知らず絶対やめておけと言う人はそうそういない。
私も、先生たちに背中を押して欲しかっただけではないかと思う。
特にフィリピンの先生の言葉には背中を押された。バイクに乗っている女性はカッコいい。バイク購入を検討してから、良い歳して原付に乗るなんてバカなのかなと思うこともあったが、逆に今乗らなければ一生乗らない気がして、自分の人生の経験になるし、これまで見えなかった視点、立場に立つことになり、世界観も広がるのではないかと思った。
失敗だったなと思ったらそれはそれで私の人生だと思う。死ぬリスクがある、人に怪我をさせるリスクがあるという重大な事実を常に認識をする必要があるが、今悩んでいて、必要で、欲しくて、手が届くなら買うべきだなと思った。
バイクなんてありえない、車一択だと言う人もいるが、その人の意見も正しいし、私の価値観はまたその人とも違う。今後の人生も自分の意思と根拠をもって決断をして、たまにはちょっと人に背中を押してもらおうと思う。
バイクを買うと決めてからは、冬の外が寒い寒いなんて言ってられない。だって私はこの気温の中バイクに乗るんだから。外にいるだけで寒さに耐えられない人にバイクは乗れない。なんて考えるようになった。
納車は1ヶ月後だから、交通ルールの勉強、ナンバープレートの取得、しておきたいと思う。
またバイクを所有したことによる生活の変化を書きたいと思う。
話は変わって、先日M1グランプリを一瞬見たが、松本人志さんのコメントが心に残ったので最後にシェアしてから終わりたいと思う。
“漫才のツッコミは客のツッコミだから、見てる人が理解できるテンポと内容でなければ意味がない”
これは私たちの生活にもそのまま当てはまることだなと思った。
どんなに賢くても優秀でも、相手と同じ目線で、相手の立場になって物事を考えられなければ、その賢さ、優秀さは意味がなくて、逆に能力が無くても、相手のことを理解して適切に対処できれば、私たちは下剋上を成し遂げられるのだと思う。
エリー
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