父の日
5月20日は父の日。父の日に父にクオカード千円分を送った。母には母の日にキッチンマットをプレゼントしたが、父の日にも300円のクオカードをプレゼントした。
例年父の日には、ビールをケースで送ったりしていた。我が家では超高級品のビールは普段飲めないので父はいつも発泡酒を飲んでいて、こういう時だけでもという想いで送ったらいつも喜んでくれた。
母からは、自分のお金は自分のために使ったら良い、もう気を遣わなくてええよと言われており、今回は気持ち程度にした。
父への手紙には、「お母さんを幸せにしてあげてください。よろしくお願いします。」と書いた。
父からは、ありがとう、手紙の文字が印象に残ったと返事がきた。
父は最近スマホを買ったが、マナーモードの仕方や電源の切り方が分からず仕事で鳴ってはいけない場面で鳴ってしまったよう。
父はパソコンを使うような仕事はしておらず、屋外での現場仕事を何十年としており、テクノロジーから1番離れたところにいる。
少し前には、私が帰省するまではスマホは置物になっていて、当時スマホのセットアップをしたのも私なのだが、マナーモードと電源の切り方を教えて欲しいと連絡が来た。取り急ぎ遠隔で教えたが、一つ一つの操作をメモして覚えるよりも、スマホでの調べ方を知ることが1番だ、それさえ知れば覚えなくて良いし忘れても良いし知識は無限大だ。人間は何を知っているかではなく、誰に聞いたら何が分かるかを知っていることが1番強いと何度も教えているのだが、そんな高度な検索技術(Google検索)は無理だと言われ、父には伝わらない。
あとは地図の検索の方法だけわかればもうスマホに求めるものは何もないと言っていた。
スマホはあれやこれや色んなことができるんだよと概要を教えたら、持ち運ぶパソコンみたいだと言っていた。父よ、今それに気づいたのか。人類はとうの昔に皆気づいているよ。
最近になって、父は、娘を半分育てたのは自分だと言い始めた。すぐに母、姉から猛批判があって父が育てた割合は1割だよと言われていた。結局3割で妥結した。
そんなこんなだが、父は幸せだといつも言っている。母のことがとても好きで結婚できて良かったし素晴らしい娘2人に恵まれてとても良かったといつも言っている。
私の幸せは家族の幸せなので、父が幸せでいる事は1番嬉しい。
良く言えば寡黙、悪く言えば何もできない、しようとしない父なので、頼りなさすぎて母が1人で悩んで辛そうにしている時、昔は父に怒りを覚えることもあったが、ここ数年は、私や姉が父を見る目はその先の境地に至っている。
父は父なりに家族を大切にしているし、それで良いと思う。父の頼りなさは多分もう変わらないし無理なので、私が母を支えると決めた。
ガラケーのメールを使い始めた数年前から、週末にはいつも連絡をくれる。「おはよう。昨夜からの激しい雨はやんできた。今日明日何処行くの?父より。」
このフォローアップが毎週来る。
父より。と書かなくても父から来たことは登録してるから分かるよと言っているが、自分が父であることを自分で確かめることに満足感や誇らしさを得るらしく、父より。と絶対に末尾に入れる。
私が返信をしたら、愛娘から返信が来たと母にアピールするらしい。
だから私も末尾には「愛娘より。」と書くようになった。
追伸(恒例):
前にも書いたかもしれないが、毎朝NHKのニュースを見ている中で、キャスターの安定性にいつもすごいなと思って見ている。辛いことやしんどいこと、疲れていることも沢山あるだろうに、いつも変わらぬ顔でユーモアも交えて出演している。私は疲れている時は疲れている様子を少なからず出してしまうし悲しい時は泣いているのに、彼らはいつも集中している。すごいなぁと毎日思う。プロ意識を学びたい。
エリー
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