メルカリ
先週末メルカリを始めた。
始めるきっかけと始めてから考えたこと、これまでの実績とそれぞれのヒストリーについてご紹介したい。
始めたきっかけは2つあった。
一つは会社で割と元気よく勧められたこと。前から小さめの声でオススメとは聞いていたがやってこなかった。姉もメルカリのプロで話をよく聞いていたが私は始めなかった。その背中を押した理由が二つ目にある。
二つ目は、引っ越してコンビニが近くなった&通勤やスーパー等外出時の動線上にほぼ位置することになったこと。
二つ目が大きい。前まではコンビニまで片道徒歩15分ぐらいかかる、かつ会社やスーパー、外出の動線とは逆側にあった。1回コンビニに行くコストは500円ぐらいの気持ちだった。コンビニに行くぐらいなら自炊する方が楽で早くできたので、疲れたから、料理をするのが面倒だからコンビニという考えは皆無だった。
この2つの理由から始めてみようと思った。出品や梱包、クレーム対応にかかる工数が多く大変と聞いていたが、どうしてメルカリ(フリマ)をやってないの?と聞かれた時に、「何となく面倒そうだから」という想像の域の回答をするのはもう辞めようと思い、今後続けないにしても根拠ある理由を持つために始めることにした。
1週間の実績を書く前に総論として感じた事を綴る。
①マメな私には向いている
商品情報に購入者が欲しい情報を入れたり、購入検討者からの質問に答えたり、購入者のフォローアップをしたり。梱包をして発送のために都度コンビニなどに運んだり。丁寧でマメな対応が求められる。LINEが来ても1週間放置の人には向いていないと思う。私が全てにおいてマメだとは言い切れないが、メルカリにおいては就業時間管理もなければ力技で時間をかけて対応できるので、マメな私には細かな顧客対応などは向いていると思った。購入してくれた人には手書きのメッセージを添えるようにしている。購入されてから24時間以内の発送が基本なのは大変だとは思う。あとは旅行や帰省で家を離れる時は対応できないなと思った。そういう時は一度出品を取りやめたり対応できないことをプロフィールに書く必要があるらしい。
②譲る気持ちで取引
売るというと稼ぐイメージがある。英会話の先生にフリーマーケットを始めたと話すと、副業?転職するの?と大体聞かれたぐらい。いや、趣味だよと話していた。
メルカリは発送料が高く、売値がよほど高価なものでない限り送料が売り上げの大半を占めてそこからメルカリ口銭が引かれ、手元に残るお金は僅か。
時間に換算すると逆に赤字は不可避。
後に書くが私は普通に赤字も出した。それでも続けていいかなと思うのは、捨てずに譲ってそのモノがまた別の場所で活躍できるのは素晴らしいなと思ったから。
サステイナビリティとかディベロップメントとか(それは違うか)、エンバイロメントとか(横文字言いたいだけ)、難しいことを考えなくても単に気持ちが良い。
ゴミとして捨てるのであれば自分の利益がごく僅かで多少手間がかかっても、メルカリ側に利益を取られたとしても、それで経済が回るのであれば良いんじゃ無いかと思った。
③一人一人から目に見える評価を得る
メルカリは、取引終了後出品者購入者共にコメント付きで評価し合う。後でお互いがどんな評価をしたか分かるようになっていてコメントは他の人も見られる。英会話の先生も似たような形。メルカリはもっと個人的なものなので最近評価軸も変わり、良か悪かの2択になったらしい。元々は3択以上あったらしい。基本注文したものがイメージと違っても物理的に届けば良を選ぶ。
悪ばかり選んでいたら自分の評価にも影響する可能性がある。この人は人を適切に評価できない人なんだとなる。部下を評価する管理職と同様、部下に低い評価を与えるというのは、自分が部下を育てられなかったという意味で自分の評価が下がる(と聞いた)のと同じような仕組みな気がする。
悪い評価をするぐらいなら評価する前に連絡して解決して良い評価をすべきだとメルカリのホームページに書いてあった。低い評価をつけるぐらいならちゃんと伝えて育てて引っ張ってあげる。その心意気が大事らしい。
この時代、一人一人の顧客から直接的なフィードバックを得ることってあまり無いので辛いのはあるが、こういう機会ってもう無いのかもしれないなと思った。
以上が総論。
これからこの1週間で売れたものに関する話。
1.ゆうこすの本 700円
ゆうこすの本が出たら発売時にネットで買うのだがその後にサイン本のイベントなどがあり出向くので合計2冊持つことになるパターンが多い。
置いていたのだが私はサイン本だけあれば良かったので売った。
梱包が楽だったのでよかった。初めに売れたのがネコポス梱包(A4 厚み3cm以下)の定番の本で良かった。
2.トイレマットセット 500円
悲劇のトイレマットセット。笑
最近トイレマットを敷かなくなって、便座カバーは5年使っていなくて黒ずんでいた。汚くなっているからあまり高い値段はなぁと思って500円で出品するとすぐ売れた。本など以外の梱包に自信が無くて、隣の市のヤマト運輸まで足を運び梱包の指導を受け指定の袋も買った(40円)。ヤマトの方のOJTを受けなるべく小さくしたが送料は700円だった。
500円で売れてメルカリの手数料を引かれると450円ぐらいの利益、つまりプラマイマイナスの赤字。
購入者の方から購入しても良いですか?と事前に聞かれたのはこのせいだったのかなと思いつつ。良い勉強になった。トイレマットには第二の人生を楽しんでもらいたい。
3. YOUKSHIMWON(ヨークシムウォン)の定期ケース 600円
自分がなぜ持っているかも分からない韓国ブランドの定期ケース。調べるまでブランドということを知らなかった。ブランドの相場を見てもう少し高く設定してもよかったのだけど、自分が認識していた価値、あとはメルカリを始めた最初に売り捌く経験値を積みたいと思い気持ち安めにしたらすぐに売れた。
購入者からキャラクターの名前を教えてくださいと連絡が来て時間をかけて調べて人にも聞いて回り最大限のアウトプットをして頑張った。
4. ポーラホワイトショットサンプル 600円
どこかでもらったサンプルを眠らせていた。2個持っていて一個は少し前に無理くり使い始めたが使うことが習慣になりにくかったので使っていない方は売ることにした。事前に調べたら同じものが最低600円で売れていて600円で売り出したら10分以内に売れた。これは梱包もしやすくて良かった。
5.折り紙4色セット 400円
捨てるのも勿体無くて数年持っていた折り紙。折り紙を折った品を出品している方に購入してもらえた。合計300枚を超えたがA4サイズにギリギリ入れた。
6.布団カバー3点セット 1000円
昔ピンクで揃えるぞ!と張り切っていた時に買ったピンクメインのカバー。一時期から白にしようと変え始めて使わなくなった。汚れが少しあることも明記し洗濯して出品していた。トイレマットセットの悲劇を経て元の800円から値上げし1000円にしたが売れた。手先が不器用で適当な性格の私にはこの梱包が一番大変だったかもしれない。頑張って圧縮して紙袋に入れた。
7.花柄ズボン 650円
これは今日売れたものでこれから梱包する。運が良ければA4サイズ厚さ3センチ以下に収まるが無理なら赤字コース。勝負の梱包。
以上が1週間の戦績。
赤字になるのなんて事前に梱包サイズを測っておけば送料は分かったじゃんと言われる。ごもっともだが私はそういう面倒なことはしないスタイル。笑
そもそも梱包サイズ60と言われても意味が理解できなかった。調べるのもまあやりながらでいいかと思った。縦横高さ3辺の合計サイズを指すらしい。
赤字になるならそれは結果論で受け止める。勉強料として考える。まずは走り出すこと、売って発送して場数を重ねて取引の仕組みを身をもって理解すること、品を相手に届けることを優先する。その中で調整して感覚を掴んでいく。
形からではなく走り始める私のスタイルなんだろうなと思った。
実はまだ購入者になったことはない。次自分用の何かをAmazonでポチる時には先にメルカリを見たいと思う。最近マウスで机を汚しているのでマウスパッドが欲しくて見ているところ。
品質不良やトラブルで揉め事になると個人取引は大変。まだ返品したいと言われたことはないがそういう修羅場も私を強くしてくれるんだろうなと思う。
エリー
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