新世界


西野亮廣さんの「新世界」を読んだ。

これは、実は本を買わなくてもネットで読めるものなので、興味のある方には是非読んでほしい。

この本では、今の時代においての仕事や、働く意味について改めて考えさせられた。
仕事なんて皆したくなくて、お金を稼ぐために、守りたいものを守るために耐えているというイメージは、誰もが少なからずは持っていると思う。

しかし、苦しみの結果お金を稼ぐ時代は終わりつつある。お金は苦しみの対価ではない。
会社に所属してしまうと、会社の事情で場合によっては自分の意思と反することをしなければならなくなって、信用を落としてしまうことがある。

固定給と引き換えに信用を落として、“自分の力でお金を作れない身体”になってしまうことが、貯金時代から貯信時代に変化する世の中では最も危険なことだ。
「嘘をつかなくてもいい環境」は自分から手に入れなければならない。

この本を読んでいた途中で、会社に属して長い人に、「会社の組織では、自分の想いと反したことをしなければならなくなる」ということを言ったことがある。
そしたら、それは、上から言われたことであった場合、上は、その人の将来の出世を思って言っていて、プラスとなるように、損をしないようにと言っていることだから、その時点では想いと反していても、それは後から思えば本人のためになっていたということが分かるのではないかと言われた。

後からというタイミングに自分が巡り合っていないので今は何とも言えないが、本の情報や、人からの言葉、全てを信じて受け入れるのはまた違うことだとも感じた。情報の判断もまた自分でやっていかなければならない。
加えて、会社に属していたとしても、もっと自分の主張をしていけばいいと言われた。思いや考えをもっと主張していかなければならない。

今は、場所ではなく、人を検索する時代だ。溢れる全ての情報から自分で情報を探すよりも、絶対的に信頼の置ける人が勧めているものを選ぶ方が合理的である。

「共感を集めている人が社会を動かす」状態である。「共感」には、“広さ”だけではなく、“深さ”もある。狭く深く愛されることがこれからは重要になる。

今、自分の目に映っているもの全てがこれまでの結果だ。言い訳も何も無い。環境は外部要因ではなく、自分要因である。
守りたいものがあるなら、自分自身が強くなるしかない。

そんな情報を得ながら、考えながら、新世界への入り口を探しながら日々を過ごしている。


エリー

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