ももるん
ももちや、ももるん、最近ももももって何やって思われるかもしれないが笑、NMB48の次期世代を背負う5期生の中の1人、岩田桃夏さん(ももるん)が卒業した。
卒業するメンバーはたくさんいて、それぞれの道に進むのだが、個人的に応援してたのと、ももるんのストーリーが、他のアイドルや、私たち一般人の勇気になるんじゃないかと思った。
今は48グループも知名度が無くなってきてあまり分からない人も多いと思うので(実際私自身もNMB48ファンだが、AKBのメンバーや最近NMBに入ったメンバーはあまり分からない)、簡単に説明する。NMB48は、大阪の難波を拠点とするAKB48グループの1つで、"さや姉"で有名だったグループ初代リーダー兼エースである山本彩が昨年卒業し、約3年前に加入した5期生がグループリーダーを引き継いで、5期生を中心としたチームに変わった。
ももるんは5期生の中で、グループリーダーでもエースでも無いのだが、エースの次にシングル曲の歌唱メンバーである選抜入りを果たして、その後一度も選抜落ちをしていない。握手会の部数も上位に入る。
5期生は、卒業した人気メンバーの妹がいたりして、同じ時にグループに入っても、入った時点で知名度や注目度、推され具合が違ったので、実質的なスタートラインは違った。ももるんは、その逆境の中で、ダンス経験も無い中、努力で全てを補った。
握手会の時は毎回ルーズリーフに宣伝を手書きで書いて発信していたし、キャピキャピした元気なアイドルではなかったが、等身大で素直で真っ直ぐで、ファンの応援を掴んだ。歌やダンスができる派手なメンバーが勝ち進む世界では無いのだなと改めて感じた。
そんな中の卒業。
NMB48の中では成功メンバーであったが、所詮NMB48の中であり、このブログを読んでくれている人の中でももるんを知っている人はほとんどいないと思う。
学業もまともにできない環境のため、17歳で学業を選択しての卒業だった。
過去ブログには書いていなかったが、48グループは、坂道グループよりも学業を優先にするため卒業するメンバーが多い。それだけ若くから活動しなくてはならなくて、理解も少ない環境なのだと想像する。
学校に行くって、どれだけ意味があることか、学生時代は分かっていなかったが、アイドルを応援していると重要さに気づいた。
彼女達に非はないのだが、劇場公演でのフリートークでは、グループ加入が若かったメンバーは、心なしか、語彙力や言葉の深みが欠ける気がする。
逆に高校終わりより後ぐらいに加入したメンバーは、若い頃からのメンバーに比べたら推してもらえにくくてアイドルとしては高年齢というハンデはあるものの、発言に奥があって、深みがあるように思う。(この差は人気とは直接的には結びつかないのだが)
これは生きている年数だけでなくて、勉強で身につけた力も多いんだなと感じていた。
グループに居続けて、そこから飛躍して独立するというのは非常に難しく、卒業して自分の道に進むか、判断を迫られる。17歳でたくさん考えないといけなかったんだなと思うと、ももるんだけでなくて卒業メンバーの苦悩や在籍メンバーの不安等想像すると、アイドルの世界は厳しいし難しいなと思う。
アイドルを応援する人は、その理由はそれぞれだと思うが、私は、自分が置かれた環境は全く違うが、彼女達が大変な環境で必死に頑張っている姿に魅力を感じる。私はその姿を応援したいし、それを見て自分も頑張らなきゃ!と思う。
アイドルは、実力だけでは人気は測れなくて、実力の定義も人気の定義も曖昧。その中で自分の色を見つけて出して、ファンに見つけてもらって応援してもらわなければならない。戦略の方法や、どうやったら応援したいと思ってもらえる人になれるか等も学べる。アイドルオタクのおじさん達は分からないが、私がアイドルが好きな理由はそれだ。
一般人に戻るももるんの幸せと活躍を願って、今回のブログとする。
エリー
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