4回目の被災地訪問

東日本大震災の後、2014年2回、2015年1回の計3回被災地(宮城県気仙沼他)を訪問した。大学時代は、ボランティア団体として行ったり、個人で行って現地のボランティア団体に受け入れてもらったり。当時は何か支援がしたいと思ったというよりも、同じ日本に住んでいるのだから、知りたいし知らなければならないと思ったからであった。


今回宮城に行った際に4回目の訪問をしたが、4年経っていると、当時の様子とは変わっていて、人や店ができて町になっていると思う部分があった。

町ができていない部分も、その多くは土台作りは完成していた。早いか遅いかは人それぞれの感じ方だと思うが、今回訪問した方からは、10年近く経ってまだこれだよと聞いた。


被害の大きかった岩手県の陸前高田では、ベルトコンベアを使って14mのかさ上げを行い、土台作りは概ね出来上がっていたが、戻る予定であった中の6割の人が戻る予定が無くなったということであった。その結果、土台作りが済んでも、戻る人がおらず、閑散とした平野が広がっていた。


宮城県気仙沼市街の景色は、数年前は何も無かった記憶があったが、今回は車も店も家も増えていた。

帰り際、訪問した方からは、気仙沼を覚えてくれていてありがとうと言われた。宮城県の滞在の選択肢の中に気仙沼というものがあった事に感謝された。私としては、数多くの訪問者がいる中で私を覚えてくれていてありがとうであるし、忙しい中受け入れて案内をしてくれてありがとうだ。

何かがあれば東北を思い出し、訪れる人で在りたいと思った。


今回、どこか行きたいところがあるか聞かれたが、特に無かったので無いと答えた。大学生は研究絡みで来るので、目的やスケジュールや諸々もっと事前に決めて連絡して来るらしい。アバウトで申し訳ないと言ったが、ふらっと立ち寄って遊んで美味しいものを食べられる土地であることは、嬉しい事だよと言ってもらえた。


私が東北のためにできたことなんて何1つ無いけれど、こういう縁があって今も関わりを持てていることがとても嬉しかった。学生時代よりも物理的距離は近づいたので、また近いうちに来たい。


今回は初めて東北周遊もできて、東北の魅力をたくさん知ることができた。これから夏になって雪の心配も無くなるので是非行ってみてほしい。


ブログを書きながら聞いていた曲

東日本大震災 復興支援ソング

「花は咲く」

歌詞が戦争ぽくて嫌い等の意見もあって、私自身は好きでも嫌いでも無いのだが、

車で案内してもらった際に車内で流れていた曲だ。


エリー

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