ソロキャンプ〜困難が楽しい、生きてるって感じがする〜

ソロキャンプをした。
ソロでやりたかったわけでは無いけど、道具も何1つ持ってなかったけど、ソロでキャンプをした。

ソロキャンプが趣味の同期が、ソロキャンプに誘ってくれた。ソロなのにソロキャンプに誘うという表現が不思議だが、自分で使うものは全て自分で用意する、各自が自立してキャンプをするという意図だったようだ。

私はキャンプ道具は何も持っていなくて、最低限必要なものを聞いたら、寝袋とトングということだったので、それは揃えた。一人用のバーベキュー台は、奇跡的に実家に未使用のものがありもらった。炭は当日購入できた。チャッカマンと着火剤は事前に購入した。

何でも形から入るタイプでは無いので、テントまで買うのは、かさ張るし、何しろ組み立て方が分からない。教えてもらえはするが、ソロキャンプなので自力でやらなければ意味がない。

キャンプ場は、コロナの影響でテントレンタルはできないということで、野宿未経験、かつ冬の中、野宿しようかと思ったが、幸い同じソロキャンプに行く人で、ポップアップテントを持っていて今回使わないという人がいて、貸してもらえた。

後から思ったが、テントと野宿は雲泥の差だと思う。結局野宿はしてない無いので実際のところは分からないが、屋根があるって素晴らしい。壁があるって素晴らしい。当日雨が降って、屋根がなければ死んでたと思う。天気が悪かったので暖冬といえど寒かった。
屋根と壁のありがたみもだけれど、クッション性のあるベッドのありがたみも分かった。腰が痛すぎて、床からの温度が冷たすぎて、寝袋が薄くて、何度か起きた。

あと思ったのは、お湯が沸かせると世界が全然違う。
私はバーベキューセットだったので、炭で火を起こして焼くだけだった。
ガスでお湯を沸かしてカップ麺や、コーヒーを作っている人は暖かそうだった。
あまり道具は増やしたく無いから、次回やるなら、簡易な鍋を買って、今の道具でお湯を沸かせないか検討しようかな〜

一人で急にキャンプしようとは思わなかったと思うが、今回、同期が機会をくれて、ソロキャンプができた。私は車が無いので公共交通機関で行けるところを選んでくれた。

ソロキャンプをして、寒い中、不便な環境で一夜を過ごして、体力的には少し疲れたが、心が研ぎ澄まされた気がする。

本当に大切なものは何なのかを教えてくれる気がした。アウトドアスポーツの醍醐味はそれだと思う。
温かい飲み物が飲めること、熱を通して調理できること、屋根があること、壁があること、クッション性のある布団で寝られること、温かい水で顔を洗えること、お風呂に入れること。
日々の豊かさ、幸せを感じ、感謝することができる。

着火剤という文明の利器?を使ってはいるが、自分の手で火を起こしたのは初めてな気がした。バーベキューはしたことがあるが、いつも誰かに火起こしはやってもらっていた。火を起こしたことにも感動して、全てに感動した。

こうやってたまにキャンプをやるのは面白いかもしれない。
キャンプでの困難が楽しくて、(話は壮大だが、)ああ、自分は生きてるんだなって思った。

エリー

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