当事者意識
朝の全国版のテレビニュースを見ていたら、大学の先輩がリポーターで出てきた。
え?あっ!!驚いたし感動した。私はマスコミに就職することが小学校ぐらいからの夢で、小学校の卒業文集には、将来の夢は”テレビ番組のプロデューサー”と書いていた。
その思いは実際に就職先を決める大学時代にも続いていて、大学では大学広報のサークルにも入って、地元の新聞社の大学生リポーターもさせてもらって、出張や取材、原稿執筆の機会を貰って自分の記事が大学の広報誌や地元の新聞に載ることもあった。とりあえず社会学系の勉強もしておいた方が良いであろうということで、専攻の心理学の傍ら、地域学の勉強もしたり、社会調査士の資格も取った。
マスコミのインターンシップにも参加して、その思いはますます強くなると同時に、将来のワークライフバランスとか、海外にも興味あるなとか、色んなことを考えて、最終的にはマスコミに就職はしなかった。
そんなこんなで、マスコミは私にとってとても身近で興味のある分野で、一緒にマスコミ就活対策をしていた先輩がテレビに出てきたこと、とても嬉しかった。そのニュース番組のメインキャスターは私の高校の先輩で、話を飛躍させすぎているが、もうみんな知り合いで世界は1つなんじゃないかとか、訳の分からないことを思い更に感動した。
感動したので速攻先輩に見ました!!!と連絡を取ったら快く返信をくださった。取材の背景とかも教えてくださって更に感動。有り難き。これを機にまた会いに行きたいな〜。
マスコミに興味があるからこそ、1つのニュースでもなぜこれをこの地域を対象として取り上げてるのかな、どういう経緯があったのかな、長期的な取材の中で何があったのかな、どうやって全国放送に出すように提案したのかな、このニュースを通じて何を私たちに伝え、考えさせたかったのかなと、考える。
私自身がマスコミの当事者になりたかったから、見る側になっても、当事者意識を持って見ている。取材されることを拒む人は多い。特に、視聴者に訴えかけるトピックは、相手の立場や気持ちに慎重に、丁寧に寄り添わなければならないものが多い。見せ物になっているのではないかとか、反発的になる人も少なくない。実際の現場で働いたことがあるわけではなくて偉そうなことを言う立場ではないが、私のアマチュア経験からでも想像に足る。
視聴者にとってはたった5分のニュースであっても、取材した当事者にとっては、何日どころか、何ヶ月、何年にも及ぶ相手との関係構築の上に成り立っていて、ニュースキャスターではなく、取材した当事者が直接視聴者に発信する姿を見て、私はその背景に想いを寄せる。
取材し、発信することはマスコミ関係で働いていなくてもできることだから、今こうやってブログで発信させてもらっている。取材依頼、執筆依頼があれば無償で対応するのでお仕事のオファーはいつでも受け付けています。
エリー
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