家族の形
最近見た映画や読んだ本を紹介しつつ、家族の形について考えたお話。
興味を持った方はぜひ映画や本を見てみてください!
映画「I am Sam」
めちゃめちゃ良かった。早速表現が抽象的になってしまったが、この映画は有名らしいが、私は一度も見たことがなかった。
映画は見るのが面倒で得意では無いと以前に言ったが、自粛期間中にAmazonプライムに加入しようかしまいか悩んだが加入せず、300円でオンラインレンタルをして見た。感動して泣くとすっきりするので、泣ける映画で調べてヒットしたもの。
こんな映画で泣くかというレベルで泣いた。私の涙腺レベルが低いのはもちろんだが。その話をオンライン英会話の先生にしたら、後で見てくれたけど、その人は全く泣かなかったらしい。笑
知的障害を持つ父が、母親もいない中、育児能力が無いと判断され、引き離された娘と共に暮らすために裁判に臨む話。
裁判中里親として娘と暮らす里親との関係性や、弁護士との関わりを見ていて、知的障害があっても、愛だけではなく、自分に何ができて何ができないのかを理解し、周りの助けを求めながら生きている主人公サムの姿に感動した。
家族のあり方は様々で、人に支えてもらえるのも、応援してもらえるのも、サムの人柄なんだなと感じた。
娘のルーシーはとても賢くて、父親の障害も理解していて、検察官が娘のルーシーに聞いていた。
「More deep in your side, you know you need much more than you’d given. 心の奥底ではパパを物足りないと思ったりしていないか」
この言葉には、私たちは、過去置かれてきた環境や育てられた環境に対して、不満を持ったりしている気持ちとかが少なからずどこかにあったのではないのかなと問いかけさせられるような内容だった。
映画「Stepmam 」
再婚した旦那の娘と、元妻と、現妻の関係性を描く物語。
元妻は、若い現妻が元妻の子供、つまり再婚した旦那の連れ子を育てる能力が無いのではないかと批判的だった。「母親が毎日下す判断によって子供の人格が形成される」が、貴方にはその資格がないと言っていた。
元妻でしかできないこと、現妻しかできないこと、両方がある。母親は引き継げない。
子供の幸せのためには全員必要で、日本は離婚したら母親が親権をもって父親が仕送りするパターンが多い気がするが、家族の形について考えた。
本「流浪の月」凪良ゆう
読書カフェで見つけた本。過去幼かった主人公を誘拐した誘拐犯と、主人公が大人になって再会し、2人の関係性を描く物語。
他人の心は、私たちが想像するより遥かに読めなくて、真実は、報道や噂やネットの情報からでは分からなくて、本人からの情報でも分からないことがたくさん。最近テレビやネットの過激な報道を見るが、彼らはそれが仕事なのでそれに対して私はコメントしないが、受け手である私たちは、真実を考えて受け止める心構えが必要だと改めて思った。
気を遣われるのにも疲れた。一生誘拐された少女、誘拐犯のレッテルを貼られて生きていかなければいけない。
自分のことを好きになってくれる人は、私の過去を可哀想だと思い、善意を持っている人。私はそんなこと求めていない。
主人公の痛いほどに真っ直ぐな気持ちに心打たれた。
本「産む、産まない、産めない」甘糟りり子
借りたかった本が図書館で借りれず、本棚からふと見つけて借りた本。
人生の色んなステージで読みたいなと思った本。
家族の形について考えた。
内容に関する個々のコメントはしないが、多分30代40代の女性が読んだら号泣案件だと思う。私も泣いた。
第一話 最後の選択
バリキャリの課長が予想外の妊娠して部長になる出世キャリアか、キャリアを諦め出産するかの選択を迫られる話
第二話 ポトフと焼きそば
初婚の妻と子持ち再婚の旦那。旦那と元妻の間の息子と徐々に分かり合える姿を描く話
第三話 次男坊の育児日記
開業医の妻と結婚した会社員の旦那。子供ができたが妻は代わりがおらず休めない。旦那がその代わりに育児休暇を取得する話
第四話 コイントス
呉服店の後継ぎを切望する姑に苦しめられながら不妊治療をする夫婦の話
第五話 温かい水
死産をし、娘との別れがあった話
第六話 花束の妊娠
シングルマザーの娘が高校生で妊娠する話
第七話 レットイットビー
兄の娘がダウン症の話
第八話 昨日の運命
第一話の妊娠したキャリアウーマンと第四話の不妊治療をしていた妻のその後の話
「離れていても」AKB48
最近この曲毎日聴いてる。コロナの状況下で日常が姿を変えながら、人と離れて距離をとって。そんな中懸命に生きる姿を描いていて、とりあえず泣く。OGが出てることにも感動。そしてレジェンドの中に我らがNMB48のさや姉がいることにも感動。
エリー
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