AKB48紅白落選について
AKBが今年のNHK紅白歌合戦の出場歌手から落選した。
ニュースで見た時、ついにこの時が来たかと思った。
ピーク時はSKE,NMB,HKTを含めた4組が紅白に出ていたが、ここ数年は紅白に出ても古い曲を歌うことが増えていた。だから、出場が年々厳しくなっているとは皆分かっていた。
AKBにとっては、紅白出場やレコード大賞受賞の意味がとても大きい。年末に単独ライブをやった方が儲けは出るけれど、それでも紅白に出たい。
それは、いくらCDが毎回売れても、AKBファンだけではなく、国民に愛されるグループになりたいから。認めてほしいから。
今年発売した「失恋ありがとう」もミリオンセール。少し前に前に出した「AKBは人気がなくなったのか?」のブログでも書いたが、今のAKB48にも素敵な部分がたくさんある。昔から活躍するメンバーだけでなく、新しい中にも素敵なメンバーが沢山いる。私自身が先日26歳の目標に掲げていたように、過去どんなことがあろうと、今の自分が一番輝いて、一番好きだと言える自分でいたい。AKBだってそう。
(割と前に出したブログだが、実は読んでくれた人がとても多い記事の一つ)
坂道グループは3組とも紅白出場枠に入っていた。AKB48は、今年はコロナで、会いに行けるアイドルでは無くなってしまった。目立った活躍が無かったと評価する人もいた。
私が好きなNMB48の話になるが、NMB48は数年前、他の48グループが紅白に出場している中、紅白落選をした次の年に12月31日という曲を出した。
NMB48のライブでも、ここ数年は当選確率が上がった。外れなくなった。つまりチケットを完売するのが簡単では無くなった。劇場公演も当選確率が上がった。それだけ競争力が無くなった。
目を背けられない現実があった。チケットが当たるのは嬉しいが、私は単に可愛いアイドルを好きなのではなくて、彼女たちの生き方を応援して、未来を一緒に紡いでいく人でありたいから、単純には喜べなかった。
NMB48の当面の目標は、紅白歌合戦単独出場と、京セラドームでのライブ。
AKB48が出られない中で単独で出ることはほぼ不可能。坂道グループのように明確な親グループが無いわけではなく、48はどうしてもAKBが親分になっているから。
そんな中、11月18日は、NMB48のシングルでアカリン初にして最後のセンター曲「恋なんかNo thank you」発売日だった。NMB48は世代交代の成功例だとも言われている、ぜひ多くの人に聴いてもらいたい。
現役大先輩ゆきりん(柏木由紀)は、「また認めてもらえるように頑張る」とコメントした。
唯一の現役1期生峯岸みなみは、「バトンを繋げなくてごめんなさいと謝る必要は無い、AKB48を楽しんで欲しい」とコメントした。
AKBの次世代エース候補山根涼羽ちゃんは、「悔しいと言えることが贅沢だと思う」とコメントした。
最新シングル「失恋ありがとう」センターの次世代エース候補 山内瑞葵ちゃんは「私の力不足です」とコメントした。
よくやったよ。あんな偉大な歴史を背負ってセンターに立つ若者、そのプレッシャーってどんなもんだろうと想像するだけで胸が痛くなる。
乃木坂46の「たまには泣いたって良いじゃ無いか」の曲がふと頭をよぎった。
「欲しかったものを欲しく無くなるのは
諦めるより不幸だと思う
夢と現実の両方を知って
落胆に触れながら
逞しく生きるのが人生だ」
AKBが今年紅白に出るのであれば、シングルではなく、レコード大賞の優秀賞を受賞していた「離れていても」を歌うのが紅白の趣旨にも沿い、良かったと思うんだけどなぁ。そうは言っても結果論が解なんだなとも思う。
私は一ファンとしてできることはほんの少しだが、少しでも彼女たちの魅力をこういった場で発信して応援したい。
エリー
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