セルビアのアイドル
私が勝手に”セルビアのアイドル”と名付けたお喋り好きのセルビア人英会話講師から学ぶファン獲得の秘訣、生きる上で大切だと思うマインドを紹介する。先日の鈴木ライアンさんの話とも繋がる。
授業開始時、大抵の先生は、データで出てくる生徒の受講履歴を見て、この生徒は過去いつ自分の授業を受けたかを知る。
セルビアのアイドルは違う。自分の記憶で、前にその生徒と何を話して、その生徒はどんな人か、場合によっては家族の名前まで覚えている。
NMB48のアカリンの話をしたら、次の時にも覚えてくれていた。わざわざ調べてYouTubeまで見たそう。ちなみに先生自体はKPOPが好きらしい。
授業後の生徒へのメッセージ(任意)もテンプレートの人が大半の中、いつも私に向けたメッセージをくれる。
その話を先日受けたレッスンで直接先生にしてみた。
先生本当にすごいよ。アイドルがファンを獲得する戦略と同じだよ、つまり先生はアイドルだねと伝えると喜んでいた。
生徒のことは忘れないらしい。生徒が忘れてても覚えてるらしい。レッスンの時にメモをしているノートも見せてくれた。
英会話の先生になる前は広告業界で働いていたらしく、オフィスでみんなと笑顔で映る写真を見せてくれた。
先生は自分は記憶力が良いと言っていたが、私はそれだけではなく、覚えていようとする先生の努力だと思った。
すごいな、AKB関係でいうと山本彩と柏木由紀と須田亜香里と岡田奈々の握手会の帝王の世界だな。彼女たちは、握手会に来た全員を覚えている。だからファンはもっとファンになる。
毎度(ほぼ)初対面の生徒と、相手の英語もカタコトの中、ストレスのかかる仕事だと思うと伝えると、相手が外国の人であろうが英語が上手くなかろうが初対面の人と話すことに抵抗がなく好きだと言っていた。
先生に対する生徒の評価レビューを見ると、「先生喋りすぎ、英語の練習できない」と言う声もあった。本人にもレビューの結果が会社を通していくのだと思うが、本人も喋りすぎなのはわかってると言っていた。確かに先生はお喋り好きだ。
でも私は、先生は喋るのが好きなんだからそれで良いと思う。
需要を意識して、意識的に話すのを減らして、生徒からの評価を少し上げるぐらいなら、その上がった評価は要らないと思う。自分の信念を曲げてまで得たい評価なんてどこにも無い。
それが嫌な人は先生のレッスンを取らなくて良い。自分の好きなことやポリシーは曲げなくて良い。それで付いてくれるファンを大切にすれば良い。万人に愛されることなんてできないし必要無い。
先生はそのままが良い、喋り続けてね、私は適宜割り込むけどね!と伝えた。
私の教えるスタイルを褒めてくれてありがとうとメッセージをもらった。
セルビアのアイドル、Just keep doing it!!そのままでいいよ!真っ直ぐ進め!上から目線でごめんよ!
ちなみにフィリピン人の英会話の先生にこの話をしたら、その先生は、日本人はシャイだから後で分からなかった、話す時間が無かったと評価されたりする、だから小まめに質問は無いか、言いたいことはないかを聞くようにしているということだった。
確かにそうですね、皆んながそうできるわけじゃないけど、私は私の授業だから責任を持ってinterruptして割り込むよと言っておいた。
自分が思ってるほど周りは自分のことを気にしてないし、そうであるならば他者からの評価に依存せず、自分の信念を曲げず突き進みたいなと思った。
角度を変えてまた同じことを言ってるなと思いつつ、今日のブログはこれで終わり。
いつも見てくれてありがとう。
エリー
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