吉田朱里から学ぶ夢の叶え方
私が尊敬する2大女性の1人はアカリン(NMB48吉田朱里ちゃん)。(もう1人はお馴染みのゆうこす(菅本裕子ちゃん)。)
アカリンは11/30に予定していた卒業公演が体調不良により延期になり、アイドル留年中で12/20に卒業予定。
アカリンが卒業を記念して本を出した。
「アイドル10年してやってわかった”わたしが主人公”として生き抜く方法」
ファンとして買うこういう系の本は通常、私にとっては新規的な内容はなくて、既に知っていることの確認作業になることが多い。その部分もあったが、今回については、アカリンの考えていたことを知るためには、この本を読まなければ分からなかったことがあった。
アイドルだから経験できたこと、できなかったこと、卒業の決意、やり残したこと。
全部刺さった。アカリンのことを割と知ってるつもりでも、あぁ、こう考えていたんだなと感じた。
前のブログの繰り返しになるが、NMB48は2010年のデビュー当時から好きで、アカリンのことはもちろん10年間ずっと知ってる。アカリンの握手会にも行ったことがある。5年前に始めたYouTubeは1本目から全てタイムリーに見てるし、劇場公演にも何回も行ったし、卒業コンサートも行ったし、コスメプロデュースブランドB IDOL(ビーアイドル)のコスメはもちろん、その前身となったムック本も3冊全部買った。スタイルブックも買った。各種SNSでの発信も全部見てる。ずっと追っかけをやってきた。それでも知らなかったことがあった。
一番心に残ったのは、アイドル卒業の決め手はB IDOLを使ってくれる人たちにとって等身大の自分でありたいからという理由。それが意味するのは、恋愛したいから、結婚したいから、子供が欲しいからとアカリンは強調していた。28歳までに結婚して、30歳までに第一子を授かって、計3人の子供を産むのがアカリンの目標だということは本を読む前から知っていた。
(この夢私も叶えたいけど99.9%無理だなぁと本を読みながら改めて現実を感じた。何かを優先すれば何かを諦めなければならなくて、そういう人沢山いるよね。悩むよねというのは主旨から逸れるのでここでは長くは話さない)
彼女は、普通の人が経験したことをしていなくて、飛行機や新幹線のチケットの取り方も知らなかった。普通の人とのギャップを埋める必要があった。プロデュースコスメを通して世の中の女性に寄り添いたい彼女は、そのこと、必要性を彼強く自覚していた。
もうちょっといても良かったのかな?もっとグループで有名になった方がいいんじゃないかというようなことを卒業発表をした時にブログに書いたが、違うなと思った。彼女は完全に正しい。
NMB48に居続けても、秋元康さんが書く歌詞の意味も理解できない、共感できない。同世代の人の恋愛や仕事の相談に答えるのにも限界がある。
夢が見つかっても今いる場所を離れるのではなく、肩書きを持ったまま、帰る場所を持ったまま夢への橋を架け、準備をすべきだと彼女は言った。
アカリンは夢が見つかったからやめるのではなくて、NMB48にいたまま夢を叶えた。そして、夢をより叶えるためには、B IDOLのもっと奥を見るためには、ユーザーの気持ちにもっと寄り添わなければならなくて、そのためにはアイドルを辞めなければならないと今回考えた。
夢は口に出さなければ叶わない。唯一口にできなかった夢であるシングル曲センター。
卒業シングルではセンターをしたが、卒業記念センターは真のセンターではなく、卒業記念センターと、アイドルとしてメンバーと横一線で戦った上でのセンターは別物だと思っている。
アカリンは自分に厳しいけれどその通りだなと思った。
アカリンがセンターになりたいと口に出して言わなかったのは、自信が無かったからだと本の中で述べていたが、私は、NMB48のためを思ってなのだと思っている。アカリンが有名になったのはYouTubeを始めた5年前ぐらいからで、その頃にはもうキャリア5年。後輩もたくさん入ってきて、ベテランで古株の自分がシングル一枚のセンターを張ることは、後輩の成長や機会を奪うことになると思っていたのだと思う。どんなことがあってもどんな時でもNMB48を1番に考えていた彼女らしい判断だと思っている。
私はゆうこすとアカリンを尊敬するが、2人は元アイドル、プロデューサー、起業家、YouTuberという同じ肩書きも持っている。2人の違うところは、ゆうこすは早くにアイドルを辞めて真っ新な状態で夢を叶えたこと。アカリンはアイドル社会にいて、夢を叶えて、更なる夢を叶えるために卒業すること。
メリットデメリットあるが、私は今会社員をしていて、言うならばNMB48にいる状態。だから私が目指す生き方はアカリンだと今回思った。
アイドルは(私たちが生きるこの世界も)目に見えるスキルを競い合う世界では無い。スキルがあっても人気が出ないメンバーもいる。いちばん大切なのは人間的面白さ、共感、相手の気持ちを考えて向き合うこと。
私も、こんな私でもできるんだということ、夢を叶えられるんだということを人生をもって証明したいなと思った。
先に述べたことと重複するところはあるが、心に残ったことを後に綴ることにして、このブログは終わりにしたいと思う。
エリー
********************************************
1章 アイドルにとっていちばん大切なこと
・人間的な面白さ、独自のストーリーを生み出す人間力がある人、さらに思い描く未来のストーリーをファンと共有できたら、それをみんなが応援してくれる
・応援してくれるファンの気持ちを考える
2章 夢の見つけ方、叶え方
・良い人間関係を築くには、人に愛情を持つことが大切
良い人も悪い人も自分が引き寄せている
人間関係は自分を写す鏡
・アイドルを卒業して次の場所へ飛び出す前に強固な橋を何本もかけておく
夢はNMB48の肩書きを持ったまま、帰る場所を持ったまま叶える
一般企業でも今の会社では達成できない夢を見つけた時、この会社は合わないと感じた時、すぐに辞める選択をせず、今の会社で働きながら次の場所へ行く前に最善の準備をする
・娘のために自分のことを犠牲にしてまで夢をサポートしてくれる親
当たり前ではない
本人の才能と努力の結果だけではない、家族の支えがあってこそ
3章 セルフプロデュースの重要性
・好きなもの、自分がやりたいと思ってことをやる、それが武器になる
・白石麻衣は6日でアカリンが4年かけて獲得したチャンネル登録者を抜いた
ゆきりんのチャンネルも人気
でもそれとは比べない、少なくとも毎回十万人は自分の動画を見てくれる
YouTuberのアカリンが先行してアイドルが付随している、白石麻衣やゆきりんはアイドルが先行してる、フィールドが違う
十万人に向き合って大切にする
4章 「可愛い」を追い求めて
・周囲の人から認められ、自分で幸せを掴み取るためにする努力は全て女子力
・人から褒めてもらう「跳ね返り可愛い」で承認欲求を満たす
・誰かと比べるのではなく、1年前の自分と比べてキレイになれていたらよし、周りの人の意見も取り入れる
・無理なことに執着しない、叶えられる余地がある事に全力で向き合う
・楽して生きるのは手を抜くことではない、自分の心がハッピーになる楽な道を選ぶ方が成長する
・夢は口に出す、いざというときに手を差し伸べてくれるし、自分の夢に関係する何かがあった時教えてくれる
・センターをやりたいと公言できず夢が叶わなかった
卒業シングルではセンターを任せてもらったが、それはNMB48のセンターをやる夢を叶えたことではなくて、卒業記念センターと、アイドルとしてメンバーと横一線で戦った上でのセンターは別物だと思っている。
夢を人前で言える時さ、多少なりとも自信がある時。でも自信がないからといって黙っていたら叶わない。叶えたい夢は口に出して、自分にプレッシャーをかけながら周りの人を巻き込んでいってほしい。
・B IDOLは、可愛くなりたいと願う女性みんなにアイドルみたいに輝いて欲しいと思い名付けた。アイドルという表現は可愛いの中心的存在。自分の可愛いのど真ん中=アイドルを目指すことを後押ししたい。
・アイドルを続けたままコスメプロデュースの夢を叶えたけれど、周りの一般の友達の恋愛・結婚の話を聞いて、恋愛をしている女の子の気持ちに寄り添うことを目指す上で、アイドルのままB IDOLのコスメの魅力を語り続けるのは難しいんじゃないかと考えるようになった
・アイドルは競争社会で上には上がいる。どれだけやっても完璧にはならない。いつまででもアイドルは続けられる。でもB IDOLの奥をもっと見たいと卒業を決めた
コスメに詰め込んだストーリーと女の子の気持ちは、もう妄想や他人の経験談だけをベースに語っていたら十分に伝わらない、私自身が1人の女性として経験を重ねてよりリアルで共感できる発信をしたいと思うようになった。
「残りの20代をひとりの強い女性として、たくさん夢を叶えたい」
卒業発表のときに言ったこの言葉の裏にはこういう思いがあった。
5章 これからの吉田朱里
・アイドルグループにいるだけで世間の注目を集められるわけじゃなく、自分にしか持っていない何かがあって、それが見つかった人が一歩前に出られる。自分から動いてみることが大事。
数をこなせば何かが刺さる。
・お手本のマネをして、その先に目の前に誰も来ない別の道を進み始める。それが自分の人生の始まり。マネをするだけではその人未満にしかなれない。
・アイドル卒業後は、ライフスタイルを公開して、応援してくれる人にとって等身大な発信者でいられるように、みんなのリアルな生活とアイドルだった自分の価値観を埋めていきたい
・アイドルは恋愛禁止にすべきではない、人として成長するのに大切な要素
卒業後、自分の恋愛も商品にするという覚悟はできている
・コンビニのおにぎりが食べたかったのに母が作ったおにぎりを食べていた、今になってありがたいと思った
・これからも質素に生きる
・素直で仕事バリバリしている関西人が吉田朱里
********************************************
0コメント