ブランド人になるために必要な10のアクションプラン

田端信太郎さんの「ブランド人になれ!」を読んだ。
本のタイトル通り、ブランド人になるために必要なことが書かれていた。

覚えておきたい10の言葉。

①会社の名前ではなく自分の名前で仕事をする「ブランド人」にならなくてはいけない。

以前のブログでも書いたが、私は、会社の肩書きがなくても、あなたと仕事がしたいと思ってもらえるような人になりたい。改めてそう思った。


②憂鬱な顔をして出勤するのではなく、今日はどんなチャレンジをしようかと胸躍らせながら会社に乗り込む。

毎朝、ああ、今日も1日仕事かと思いながら会社に行くのなんて嫌だ。
たとえ気持ちが乗らなかったとしても、辛かったとしても、私は元気に振る舞うようにしている。カラ元気ではない。行動が気持ちへも繋がると思っているからだ。


③今日1日の仕事は、誰を喜ばせたのか?誰の役に立ったのか?誰から感謝されたのか?
「どうすれば人が喜んでくれるだろう」と知恵をめぐらせ、相手の立場に立って想像力を働かせれば、喜びのリターンに応じて仕事の価値は上がっていく。

仕事とは、最終ユーザーのお客様を喜ばせるためにある。そして身近な周りの人や、取引先などからも喜んでもらったり、感謝してもらうことにより仕事の価値がより上がる。
仕事の価値とは、自分で決めるものではなく、相手が決めるものだ。


④20歳を過ぎた大人が基礎を形成するために必要な育成期間は2年、その間はただひたすら量をこなすことが必要。
こんな量は絶対不可能だというレベルの仕事を、必死でやりきる。

何事も最初の2年はとにかく量をこなすことが大切。私は今社会人2年目だが、二十代、特に初めの数年が一番大事で、今やっておかなければ後から取り返しのつかないことになるということを改めて感じた。
何が何でも必死にやってみる。話はそれからだ。


⑤持たざるものだからこそ、無理や無謀を突破できるのだ。
サラリーマンは責任を取るといっても、せいぜい会社をクビになるぐらい、フリーランスのように貯金を切り崩したり借金をしたり、武士のように打ち首になることはない。
サラリーマンこそ、ギャンブルし放題。
会社が持っている資産を利用させてもらいながら、ギャンブルに挑める。

これはとても納得がいった。
ビジネスを起こしたい、何か自分でやってみたいと思った時、フリーランスになるのではなく、会社を利用することがビジネスにおいて、大きなリスクを低くする手段だ。
そういう意味では、サラリーマンという枠に縛られず、美味しいところだけもらえばいいのだ。


⑥社内での人事評価ではなく、社外へ向けて、圧倒的なインパクトと爪痕を残すことをより重視することがブランド人の基本態度。
社内の人より社外の人と食事を。
脳に刺激を。

社内での人事評価が査定や出世に響いたりするが、だからなんだんだということが書かれていた。
これを読んで、私もこれまで以上に積極的に社外の人と関わろうと思った。近くにいる人とだけの関わりになると、やはり人の大きな成長は見込めない、新しい風を自ら掴みにいきたい。
そして私が新しい風を吹かせる。


⑦沈没しそうな会社で、ハイリスクハイリターンな事業を起こしメイクドラマすべき。
死ぬこと以外はかすり傷と達観してしまえばいい。
ハイリスクハイリターンすぎる沈没船の船長のポストは、カネでは買えない。払うコストは勇気と時間だけ。
世の中の評価は一歩か半歩時代遅れになっている可能性が高い。
波が来ている業界は、中にいる当事者にとって本当においしい、大きな波は終わりかけている。

今勢いに乗っていると思われる仕事や業界は、ピークは過ぎているということが書いてあった。
常に先を見る力が必要だ。


⑧ブランド人たるもの、余人が想像もできないようなプレッシャーやストレスにさらされても、キラキラと笑顔を振りまいて生き切らなければならない。
周りも自然と笑顔になってしまうような明るさを常にまとっていなければならない。

これは①でも書いた、勤めて明るくいたいという私の想いと一致している。


⑨メディア上での自分がどんなに炎上しようが、生身の人間としての自分が落ち込む必要などない。これは逆もまた真なりだ。
生身の貴方にとってどんなに辛いことがあろうとも、そのせいでネガティブな影響をブランド人として自分の人格に影響させてはならない。
罵倒や炎上でメンタルを病むことなく、ガソリンに変えてエンジンを吹かし前に進み続けるためには、根拠のない自己肯定感、突き抜けたメンタルタフネスを身につけるしかない。
「有名であるとは、自分が全く歯牙にもかけないような人たちが、あなたを気にしていることである。」

これはメディアと生身の人間との話であるが、仕事で怒られたり辛いことがあっても、私自身の人格が否定されているわけではなく、あくまで仕事での話であって、仕事が私の全てではない。
いい意味でそこを切り離すことができれば気持ちが楽になるのではないかと思った。


⑩正直者であれ
オフィスを掃除してくれるオバちゃんだろうが、敬意と感謝と誠実さを持って接することのできる人間でいてこそ、ブランド人だ。
裏表がなく、バカ正直に君の人間性を丸出しで生きるからこそ応援が集まる。ブランド人は人に愛されて初めてブランド人になるのだ。

これはshowroom 前田さんの「人生の勝算」にも書いてあったことで、以前別のレビューにも書いたと思うが、前田さんは、守衛のおじさんにも挨拶をして、人を覚え、自分のことを覚えてもらい、この人の言うことならと思ってもらえる人になった。

私もそれ以降意識しており、守衛のおじさんには、みんなが死んだ顔で社員証を見せながら門を通っても、私は笑顔で挨拶をして入っている。私の名前は知らないと思うが、私のことを知ってくれているという自信がある。

掃除のおばちゃんにも、会った時には挨拶、「ありがとうございます」とお礼も合わせて言うようにしている。これは今後も続けたいし、欲を言えば彼らともっと仲良くなりたい。

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余談であるが、先日ある人からこんなことを言われた。
もっと製品のことや機能やコストのことを全て知っておくべきだ、どうしてそれを知っていないんだ、必死に知ろうと思わないんだ。

5年経って後輩に背中を見せられないような人だと終わり。教えてもらえないなんて、そんな甘いことを言っていたらダメ。

上司にノーと言わせないぐらい自分でやる、
そしてたまには意見をもらう(言わせる)必要がある。

正直自分は忙しすぎて、腰を据えて学ぶ時間を、やるべきこと、やりたいことを精査する時間、取り組む時間を全く取れていない。
しかしこれは甘えであることは分かっている。

先輩には、あなたは朝3時4時まで働いていないでしょ?と言われた。

時代の変化もあるのだろうが、限られた時間でもっともっとアウトプットを出していきたい。目の前の仕事に追われるのではなくて、先や全体像や本質を見たい。

毎日毎日、悔しい。 

エリー

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