自分にとって最悪な日でも、誰かの最高に幸せな日かもしれない

フラナガン裕美子さんの「ちゃんと評価される人」がやっている仕事のコツ を読んだ。

まず初めに、私達は評価されるために仕事をやっている訳ではなく、皆、自分が生きたいように生きるべきだと私は思っているということを述べておきたい。

でも、日々の取り組みや努力が、正当に評価されるべきだと思うし、頑張っている人が報われて欲しいから、そんな人が損をしない世の中を創りたいと思い(話が壮大になったが、大学の卒論の研究はこういうことが根本にあるテーマにしたのだ)、この本を読むことにした。

ちょっとした意識の違いでより生きやすい世の中になるのであれば、実践したい。あくまで他人からの評価のためでは無く、自分のための行動である。

以下、心に残った話やそれに対する思いを述べている。

●日々の仕事に自分にしかできない一工夫を加える
受け身をやめて能動的な姿勢を目指す

→仕事にオリジナリティを出すことが、私たちには求められている。

●人を変えたいなら、まず自分から

自分にも変えられない欠点があるのだから、相手にそれがあっても当然、そして、その人が「してくれない事実」から焦点をはずし、「してくれている事実」に集中する。「なぜ、この人はこうなのか?」という思い込みを手放せば、きっと必ず相手が変わってくる。

→細かい個人的な話には言及しないが、私にも具体的に落とし込める内容であった。

●ギブアンドギブで仕事を

「褒められるために仕事をしている」から、「いかに仕事のレベルを上げるか、いかに相手を満足させる仕事をするか」にギアチェンジさせる

→与えられることを望んではいけない。
与え続けた者にのみその先の世界が見える。

●「これだけは自信がある」というところを大切に伸ばす

今、自分の仕事が好調でなかったとしても、決して「あなた自身」を否定する必要はない
自分が得意としている分野を思い出し、そこに焦点を当てる

→欠点を直すことは難しい、でも長所を伸ばすことは簡単で楽しい。

●基本ができなければ大きな仕事などできるわけがない

できる人こそ、何をやらせてもできる
基本がしっかりしているからこそ、ぶれない今の仕事と地位がある

→こんな仕事大したことない、自分がやる必要はないと思うような簡単なコピーなど、私は今たくさんしているのだが、それは大切な基礎仕事なのだと感じた。

●自分の仕事以外の「すべてが守備範囲」

→受け皿が大きい方が仕事の幅が広がるし対応力が高い。

●報告の際は、情報を分析し、必ずウラをとる
社会人として責任のある報告を

→◯◯と思います。聞きました。はダメ。
それはただの伝道師である。

●「大変申し訳ありません。ご指摘いただいてありがとうございます。」

→これが言える人と言えない人は全然違う。

●「困ったちゃん上司」の対応術

赤ちゃん上司は、相手を本当に赤ちゃんだと思ってしまう、赤ちゃんには何も求めない、
赤ちゃんは、なだめつつ、自分の望む方向に誘導していけばいい。
言うことを聞いてもらえないのなら、相手が折れるようなアメを差し出し、おだてて働いてもらう。自分が毎日を平穏に過ごし、余計なストレスを背負いこまないために。

→ある方が自費で上司の机にお菓子ボックスを設けたり、上司のプライベートな買い物、予約を代理で行なったりしている。そこまでする必要があるの??大人なんだから自分でできるでしょ??と思っていたが、そういうことなのかと思った。

●苦手な人ほどコミュニケーションを心がける

相手のためではなく、全ては自分のため。
まずは、相手からの返事は期待せずに、自分が笑顔で挨拶をすることに集中する。
それを繰り返していくうちに、「苦手」が少しずつ小さくなっていく。
第二ステージは、相手に話しかけるチャンスを探すこと。簡単な声かけ。
お忙しいところ、申し訳ございません。よろしくお願いいたします。

相手の反応に期待しない。
自分のための行為だから。
相手の反応に影響されないようにする。
長期戦であり、いつか相手の反応が変わってくる。
もし相手から話しかけてきたら、その場でしている全ての作業を止め、相手の話に耳を傾ける。
聞き上手に徹し、相手に良い印象を与える。
苦手な人→普通の人に変わっており、次の人にも対処できるようになっている。

→これは、無意識に少し実践していたが、大切なことなのだと改めて知って、意識的に実践していこうと思った。

●どんなことでも最初から「知っている」と言わずに、まず相手の話を聞く。興味を持って聞いていますという表情でいると、いろいろな人が敬遠せず近寄ってきて、さまざまなことを教えてくれる。

→何でも私は知りたい。教えて欲しい。機会を与えて欲しい。取りに行きたい。

●あなたのことが大好きだと心で叫んで相手を見ると、目から伝わる

●どんなに気分が悪くても、他の人を邪魔する権利はない

自分の感情は自分の中で処理するのが最低限のエチケット。
自分の不機嫌を人にぶつける行為は、自分のレベルを低めているだけ。
自分がイライラしている時こそ再確認
「私には、人の気分を害する権利はない! 」
こんな些細なことが、人間関係を確実に上向きにしてくれる

"自分にとって最悪な日でも、誰かの最高に幸せな日かもしれない。"

→これはこの本で一番好きな言葉。
八つ当たりは一番レベルの低い行為。
大きな人間でありたいと思う。

●円滑なコミュニケーションのために、爽やかなフレンドリーさで笑顔で挨拶をする
相手の話に集中し、些細なことでも内容をきちんと記憶にとどめておく

●ミスをしてしまったら、「どうしよう」を「自分のトレーニング」に切り替える。このミスから何を学べるのか?を考え、振り返る
これを意識しながら仕事に取り組むのと、後悔と動揺の中でミスに取り組むのでは、驚くほど差が出る

→ミスをしたらリカバリー、再発防止に徹する。

●言い訳と説明はネガテイブとポジティブの関係
とにかく言い訳をせずに、その問題を片付ける。
完璧な状態にして、相手が満足するようにする。その上で、これだけはどうしても相手にわかってもらいたい、と思うことがあれば、相手が落ち着いたタイミングを見計らってら冷静に、簡潔に説明する。
自分の話す内容を何度も確認して、ネガテイブ要素を排除する。
未来志向で説明し、2度と同じことが起こらないことを約束する。

●ただ謝るのではなく、ダメージ回復をするまでが本当の謝罪になる

●クレーム上手
クレーム内容をすべて見直し、自分サイドに一切落ち度がないかを再確認
ただクレームをつけるのではなく、その先の自分が欲しい結果を明確にしておく

→クレームの中には求める結果を必ず入れる。

●どんな失敗をしても、それであなたの人生が終わるわけではない

1つの失敗で、あなたの人生を台無しにしてしまうほどの価値がどこにあるのか。
自責の念ではなく、犯したミスを二度としないと肝に銘じること。
同じ失敗をしないためにはどういう仕事をしていけばいいのかを真剣に考えること。焦点を自責から自戒へシフトする。

●不満があったら、解決する

どうせ何をやってもダメだと諦めない
変化を起こして、自分の望む方向に進められるようにするにはどうしたらいいか考える
第三者の視線で現状を見てみる

→不満は抱えたままではなく、自分で解決する

●オフをしっかり確保している人は、オンもうまくいく

→私は休日出勤は基本的には絶対しないスタンス、オフは遊ぶ!

●自分がストレスを発散できる方法を見つければ明日を迎えるのが楽になる


◎◉「君がいなければ困ってしまう」と言われる仕事をする。
がんばっている自分には必ずご褒美を。遊びにも全力投球。
その先には、きっと今までとは違う、満足感が待っている。
これからの生活に生かしたい言葉がたくさんだった。


最後に、ゆうこすが先日インタビューで話していたポジティブな考え方の話。これも好き。

"とにかく言い続ける。そうすると、いつか本当に前向きに考えられるようになるんです。最初は言い訳に思えるかもしれないけど、でも、それでポジティブになれて成功できるんだったら、それでいいじゃないですか。"


夢や目標はできるできない関係なく周りに声に出して伝えておくこと。
カラ元気でも何でもポジティブな言葉を発すること。
そうすれば全て現実のものとなるのではないのでしょうか。

エリー

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